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5歳児健診|就学前に受ける健診で見ることと、家庭で気になっていることの伝え方
就学前の子どもの育ちについて、どこに相談すればよいか迷うことがあります。5歳児健診の目的や、家庭・園での様子を相談につなげる準備を知り、お住まいの自治体の案内を確認する際の手がかりにしてください。
SECTION 01
5歳児健診は、成長と必要な支援を考える機会
5歳児健診は、身長や体重などの身体の成長だけでなく、言葉の使い方、人との関わり方、生活習慣や育児で気になっていることにも目を向け、子どもに合った支援を考える機会です。家庭では困っていなくても、園などの集団では気になることがあるかもしれません。反対に、園では落ち着いて過ごしていても、家では手助けが必要な場面もあります。
「ほかの子と比べて遅いのでは」と感じることがあっても、一つのできる・できないだけで子どもの全体像は分かりません。今できていること、助けがあると取り組みやすいこと、保護者が負担に感じていることを合わせて伝えると、その子の様子を考える材料になります。健診を、発達についての診断や就学できるかどうかを一度で決める場と捉えず、気になることを相談する入口として利用してください。
たとえば、「毎朝の支度に困っている」と感じていても、服を選ぶところで迷うのか、次の行動への切り替えが難しいのか、言われたことが伝わりにくいのかで、保護者が相談したい内容は変わります。健診のために子どもを一言で評価しようとせず、生活の中で気になっている出来事を言葉にしてみましょう。
保護者自身が「どこまで手伝えばよいか分からない」「園ではどう過ごしているのか知りたい」と感じていることも、育児についての相談になります。子どものできることを並べるだけでも、苦手なことを探すだけでもなく、家族が今困っている場面を共有し、その子に合った関わりや支援を考えるために利用してください。
SECTION 02
受け方と場所は住んでいる市町村に確認する
5歳児健診の受け方を知りたいときは、まず住所のある市町村の母子保健担当に確認してください。案内が手元にない場合も、受ける場所を自己判断する前に、対象となる健診の案内があるか、どこに問い合わせればよいかを尋ねると、次の行動が分かりやすくなります。
問い合わせるときに確かめたいこと
- 子どもが対象となる健診について、現在どのような案内があるか。
- 受け方や場所について、どこから案内を受け、何を確認すればよいか。
- 手元の案内だけでは分からない点を、どの担当に相談できるか。
合志市や菊池地域での受け方についても、住んでいる市町村に直接尋ねるのが確実です。かかりつけ医に育児の心配を相談することと、市町村が案内する健診の受け方を確認することは分けて考えましょう。
問い合わせる前に、手元に届いている通知の名称を見ておくと、どの健診の話かを伝えやすくなります。「5歳になったので健診について知りたい」「案内のこの部分が分からない」など、聞きたいことを短くまとめてみてください。別の自治体に住む知人の受け方を聞いていても、それだけで自分の地域の受け方を決めないようにします。
また、市町村の健診について尋ねたいのか、今ある成長や育児の心配を医師に相談したいのかを分けておくと、窓口との行き違いを減らせます。合志市や菊池地域について、この記事だけで健診の実施方法や会場を判断することはできません。通知を見つけられない場合も、実施していないと決めつけず、市町村の担当へ確認してください。
SECTION 03
健診では日常の生活や集団での様子も伝える
健診では、身体の発育や栄養の状態に加え、発達、言葉、生活習慣や人との関わり方などが確認の対象になります。保護者が伝えられるのは、その日の様子だけではありません。食事や身の回りのこと、会話のやりとり、家族以外の人と過ごすときの様子など、ふだんの生活で見ていることも役立ちます。
たとえば、家では自分から話せるのに、集団の中では言いたいことを伝えにくそうにしている場合は、その違いをそのまま話して構いません。家でも園でも同じように楽しんでいることがあれば、それも子どもの様子を知る手がかりです。「これができないから異常なのか」と一項目で結論を出すより、どんな場面で何が起き、どんな助けがあると過ごしやすいかを伝えましょう。
当日の進み方をあらかじめ一つの順番に当てはめる必要はありません。案内された内容に沿って受け、話しきれなかった心配があれば、どこに伝えられるかをその場で確認してください。
家庭で見えることと園で見えることの違いは、子どもの様子を考えるための情報です。「家では話せるのに、園の話し合いでは声が小さくなる」「好きな遊びのことは詳しく説明する」など、場面と様子を組み合わせて伝えてみましょう。これらは説明の例であり、当てはまるかどうかで発達を判定する項目ではありません。
質問に答える際、保護者が普段見ていない場面は、無理に答えを作らなくて構いません。自分が見たこと、園の先生から聞いたこと、まだ分からないことを区別します。また、健診当日だけの様子で普段を説明しきれないと感じた場合には、「いつもはこうしています」と補足してください。子どもがその日に何かできなかったことだけで、家庭で結論を出す必要はありません。
SECTION 04
家庭と園で気になる場面を整理する
気になることを伝えようとしても、「言葉が心配」「集団が苦手」という一言だけでは、どの場面で困っているのかが伝わりにくいことがあります。家庭や園での出来事を思い出し、いつ、どこで、何があったかを短く整理しておくと、相談の際に話しやすくなります。心配な場面と一緒に、子どもができていることや楽しめていることも挙げてみてください。
出来事を伝えるときの手がかり
- いつ、どこで起きたか。家だけのことか、園でも見られることか。
- そのとき子どもは何をして、どのようなことで困っていたか。
- 声かけや周囲の手助けがあると、様子に違いがあるか。
- 同じような場面で、無理なくできていることは何か。
園での様子を知りたいときは、保護者が見ていない時間について、気になる場面があるかを尋ねてみるのも一案です。家庭と園で様子が違っていても、どちらかが間違いということではありません。違いを含めて伝えることで、子どもが過ごす場面に沿って相談できます。
メモを用意するなら、長い記録に仕上げる必要はありません。「帰宅後、着替える前に遊び始めて支度が進みにくい。次にすることを一緒に確かめると動き出すことがある」のように、場面と手助けを並べる方法もあります。これは相談をしやすくするための例で、健診で提出が義務づけられた書式ではありません。
園に尋ねる場合も、「問題はありませんか」と広く聞くだけでなく、家庭で気になった出来事を伝え、「園では似た場面がありますか」と聞くと話しやすくなります。保護者が園のすべての様子を調べてからでないと相談できないわけではありません。今分かっている範囲を持ち寄り、気がかりなことと、うまく過ごせていることの両方を共有しましょう。
SECTION 05
結果を聞いたら、次の相談先と時期を確かめる
健診の結果を聞くときは、伝えられた内容を「心配があるか、ないか」だけで受け止めず、家庭でどう見ていけばよいかを確かめましょう。説明の中で分からない言葉があれば、その場で聞き直して構いません。保健指導や専門的な相談を案内された場合も、子どものどのような様子について相談するのかが分かると、次に話す内容を整理しやすくなります。
帰る前に確認したい次の一歩
- 次に相談する先はどこか。自分から連絡するのか、案内を待つのか。
- 相談する時期について、どのように説明されているか。
- 家庭や園での様子に変化があったとき、誰に伝えればよいか。
次の相談の進め方は、子どもの状態や伝えられた内容に沿って確かめることが大切です。ほかの家庭と同じ時期に同じ相談先へ進むものと決めつけず、示された連絡先や案内の内容を手元で確認してください。
「様子を見ましょう」と説明されたときも、その言葉だけを持ち帰るより、どのような場面を見ておくのか、心配が続いたらどこへ連絡するのかを尋ねておくと、その後の行動を考えやすくなります。家庭で観察する点が示された場合には、自分の理解を短く伝え直し、説明と食い違いがないか確かめてもよいでしょう。
支援や相談の案内を受けた場合は、案内先の名前だけでなく、連絡の進め方まで確認します。次の相談に何を伝えるか迷ったら、健診で説明された内容と、今困っている生活の場面から整理してください。すべての子どもが同じ時期に再受診したり、同じ専門機関に進んだりするという意味ではありません。個別に示された方針に沿って、次の一歩を確かめます。
SECTION 06
就学時健康診断とは別の案内として確認する
5歳児健診の話と、入学に向けた就学時健康診断の案内は、分けて確認してください。合志市が案内する令和9年4月入学対象の就学時健康診断は、学校保健安全法に定められた健診です。対象の家庭には教育委員会から郵送で通知され、日時は入学を予定している小学校ごとに異なります。
5歳児健診について相談や受診を済ませていても、それを理由に就学時健康診断の通知を読み飛ばさないようにしましょう。届いた案内では、対象となる子ども、入学予定の学校、指定された日時を確認します。家庭で気になっていることがある場合も、それぞれの案内で何を尋ねられるかを確かめ、必要なことを伝えられるようにしておくと安心です。
家庭で案内を整理するときは、健診の名前と差出人を確かめ、学校からの予定と混同しないようにします。5歳児健診で相談した内容がある場合にも、就学時健康診断の通知に書かれた対象や日時は別に確認してください。この記事の説明を、届いた通知の代わりにすることはできません。
入学に向けた心配があると、複数の健診や説明会の案内を一つの手続きのように感じるかもしれません。分からない点は、どの通知についての質問かを示して、その案内の窓口に尋ねます。家庭と園で気になっていることを整理しておけば、必要な場面で伝えやすくなりますが、5歳児健診を受けたことで就学時健康診断が不要になるわけではありません。
SECTION 07
かかりつけ医への相談も利用する
健診の案内を待つ間にも、成長や発達、食事、育児について気になることがあれば、かかりつけ医に相談するという方法があります。「健診で話すほどのことか分からない」と迷うときも、いつから、どの場面で気になっているかを伝えると、心配している点を共有しやすくなります。園と家庭で様子が違う場合は、その違いも話してください。
たかしまこどもクリニックでは、乳幼児健診を通じた成長・発達や栄養状態の確認、育児に関する相談を案内しています。乳幼児健診・育児相談の予約は電話で受けています。ただし、市町村が案内する5歳児健診の受け方や場所を知りたい場合は、先に住所のある市町村の母子保健担当へ確認してください。医院への育児相談と自治体の健診についての問い合わせを分けると、聞きたいことに合った窓口へ相談できます。
相談前には、今いちばん聞きたいことを挙げておくと話を始めやすくなります。食事の場面の心配なのか、言葉や人との関わり方なのか、家族の関わり方に迷っているのかを、生活の出来事に沿って伝えてください。診断名を自分で考えてから受診する必要はありません。園などから聞いたことがあれば、それも区別して共有します。
医院の乳幼児健診・育児相談の案内があることと、その医院で自治体の5歳児健診を受けられることは、同じ意味ではありません。市町村が案内する健診の場所については市町村へ、医院での相談や予約については医院へ、それぞれ公式案内を確認してください。相談先を使い分けながら、保護者だけで気がかりを抱え込まず、子どもの生活に合った次の行動を考えていきましょう。
FAQ
よくある質問
Q健診までに、できることを増やしておいた方がよいですか?
5歳児健診は、できる・できないだけで子どもを評価したり、就学の合否を決めたりするための場ではありません。家庭や園での普段の様子、助けがあると取り組みやすいこと、保護者が心配していることを伝え、その子に合った支援を考える機会として利用してください。
Q家と園で様子が違うときは、どちらを伝えればよいですか?
違いも含めて伝えてください。家で見ていることと、園から聞いたことを分け、「どんな場面で、どのような様子だったか」を説明します。どちらか一方を正しいと決める必要はありません。困っている場面に加え、楽しめていることや、手助けによる違いも相談の材料になります。
Q受け方の案内が見つからない場合は、医院に予約すればよいですか?
市町村が案内する5歳児健診の受け方や場所は、住所のある市町村の母子保健担当へ確認してください。医院での育児相談と、自治体の健診の受け方についての問い合わせは分けて考えます。案内が手元にないことだけで、地域で実施されていないと判断しないようにしましょう。
Q5歳児健診を受けていれば、就学時健康診断は不要ですか?
別の案内として確認してください。合志市の令和9年4月入学対象の就学時健康診断は、教育委員会から郵送で通知され、日時は入学予定の小学校ごとに異なります。5歳児健診を受けたことだけで通知を読み飛ばさず、届いた案内の対象と日時、分からない点の問い合わせ先を確認しましょう。
運営者
たかしまこどもクリニック






