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ロタウイルスワクチン|初回を生後14週6日までに受けたい理由と、飲むワクチンの回数の違い
生後2か月ごろの予防接種を調べると、ロタウイルスワクチンは「飲むワクチン」で、2回接種と3回接種のものがあると分かります。初めての予防接種をいくつも予定する時期だからこそ、最初の1回をいつ受けるか、どちらの種類で始めるかを先に確かめておきたいところです。
厚生労働省は、初回接種を生後2か月から出生14週6日後までに行う標準的な予定を示し、出生15週0日後以降の初回接種は勧めていません。その理由には、月齢とともに変わる腸重積症の起こりやすさが関わります。この記事では、初回の日付、製品ごとの回数と完了時期、次回接種までの間隔を、母子健康手帳で何を確認するかとともに整理します。
SECTION 01
生後2か月の接種予定にロタウイルスをどう入れる?
生後2か月ごろの予防接種を考え始めたら、ロタウイルスワクチンの初回接種日も予定に入れておきましょう。これは注射ではなく、液体を口から飲むワクチンです。初回接種の標準的な時期は、生後2か月から出生14週6日後までとされています。
出生6週0日後から接種できますが、接種できるようになる日と標準的な期間が始まる日は同じではありません。予定を立てるときは、生後2か月になる日だけでなく、出生14週6日後がいつかも確かめておくと、初回の日付を考えやすくなります。
SECTION 02
この飲むワクチンは何を予防する?
ロタウイルスは、乳幼児の下痢・嘔吐症の主な原因です。ロタウイルスワクチンは、このロタウイルスを予防するためのものです。「下痢や嘔吐を起こす病気すべてを防ぐ」という意味ではなく、予防の対象はロタウイルスであることを押さえておきましょう。
接種方法は、液体のワクチンを口から飲む方法です。予防接種の予定を見ていて「ロタウイルスも注射なのだろうか」と迷ったときは、飲むワクチンとして区別できます。何を予防するかと、どのように接種するかを確認したら、次は初回の日付を生年月日と照らし合わせます。
SECTION 03
初回の最終日をどう確かめる?
「生後2か月」と「出生14週6日後」を別々に確かめる
初回接種の標準的な時期は、生後2か月から出生14週6日後までです。まず生年月日を確認し、生後2か月になる日と、出生14週6日後に当たる日を書き出して、考えている初回の予定日がその間にあるか照らし合わせましょう。月齢だけを見ていると、標準的な期間の終わりを見落とすことがあります。
出生15週0日後以降の初回接種は勧められていません。予定日が出生14週6日後に近い場合は、「まだ生後数か月」という見方だけで判断せず、予定日が出生後の何週何日目に当たるかを確かめてください。個別の日付で接種できるかどうかは、ここでの期間の説明だけでは決められません。
SECTION 04
生後2か月より前に初回を受けられる?
生後2か月になる前でも、出生6週0日後から初回接種を受けることは可能です。一方、初回接種の標準的な時期として示されているのは、生後2か月から出生14週6日後までです。「接種可能な開始日」と「標準的な予定の開始日」を分けて考えると、二つの案内が異なって見える理由を整理できます。
たとえば生後2か月より前の日を検討しているなら、その日が出生6週0日後より前ではないかを最初に確認します。生後2か月から予定を組むなら、今度は出生14週6日後までという標準的な期間の終わりも確認してください。早くから接種できることは、初回の日をいつまでも延ばせるという意味ではありません。
SECTION 05
出生15週0日後からの初回が勧められないのはなぜ?
初回の時期と腸重積症の関係
0歳児は、月齢が進むと腸重積症にかかりやすくなります。また、ロタウイルスワクチンの接種後、特に初回接種から約1~2週間は、腸重積症のリスクが増すという研究報告があります。こうした時期の重なりを考慮し、初回接種は出生14週6日後までに受けることが勧められています。
出生15週0日後以降の初回接種が勧められていないのは、単に予定の日付を区切るためではなく、安全性の観点によるものです。ただし、接種後のリスクに関する研究報告から、個々の子どもに腸重積症が起こるかどうかを予測することはできません。初回の予定を考える際は、標準的な期間の最終日を先に確かめておきましょう。
SECTION 06
2回と3回はどの製品の違い?
回数は最初に使う製品名で確認
ロタウイルスワクチンには、2回接種するものと3回接種するものがあります。ロタリックスは2回、ロタテックは3回です。「ロタウイルスワクチンは何回か」という問いだけでは回数が一つに決まらないため、製品名と接種回数を組にして確認しましょう。
製品名と必要な回数の対応は次のとおりです。
- ロタリックスを使用する場合:2回接種
- ロタテックを使用する場合:3回接種
初回を受けた後に次の予定を考えるときも、「2回のほうだったはず」「3回かもしれない」と記憶だけで回数を決めず、最初に使った製品名を確認してください。ここで示すのは製品ごとの回数であり、どちらの製品を個別に使用するかを示すものではありません。
SECTION 07
次の接種は何日あける?
ロタウイルスワクチンの2回目以降は、前回の接種から27日以上の間隔をあけます。初回の日が決まったら、次回は初回の4週間後の同じ曜日以降の日付かを確認してください。「約1か月後」とだけ覚えるより、前回の接種日と次に考えている日付を並べて確かめるほうが、必要な間隔を捉えやすくなります。
次の予定が変わったときも、もとの予約日からではなく、実際に前回接種を受けた日を起点に間隔を確認します。2回目以降という条件は、次回が2回目の場合にも、それより後の接種の場合にも当てはまります。接種日の記録を見ながら、日付を一つずつ照合しましょう。
SECTION 08
ロタリックスの2回をいつまでに終える?
2回目は間隔と完了日の両方を確認
ロタリックスを使用する場合、接種は全部で2回です。初回の後は27日以上の間隔をあけ、出生24週0日後までに2回の接種を終えます。2回目の日付を考える際は、「初回から4週間以上たっているか」と「出生24週0日後までに収まるか」を別々に確認してください。
初回の日が決まっても、2回目の候補日が間隔の条件と完了時期の条件の両方に合うとは限りません。生年月日から出生24週0日後の日を確かめ、初回の実際の接種日と2回目の候補日を並べて見ておくと、二つの日付条件を混同せずに済みます。この完了時期はロタリックスについてのもので、ほかの製品の完了時期を示すものではありません。
SECTION 09
ロタテックの3回をいつまでに終える?
ロタテックを使う場合は、出生32週0日後までに3回の接種を終えます。初回を受けた後、2回目まで、さらに3回目まで、それぞれ27日以上の間隔が必要です。3回目の期限だけでなく、途中の2回をいつ受けるかも含めて予定を確認しましょう。
3回目から逆算して確認する
予定を立てるときは、初回の日付を起点に、4週間以上あけられる2回目の日と、その2回目からさらに4週間以上あけられる3回目の日を順に見てください。間隔を満たしていても、3回目が出生32週0日後を過ぎる予定なら、完了時期に収まりません。初回が済んでいる場合も、残りの回数と日付を一緒に確認することが大切です。
SECTION 10
2回目から別の製品に替えられる?
ロタウイルスワクチンを初回に接種した後は、2回目以降も同じ種類で続けます。次の接種を考える際、初回に使った製品を思い違いで決めず、母子健康手帳に記載された種類を確かめてください。
予約前に手帳の記録を見る
初回を受けた場所と次に相談する場所が違う場合も、接種済みの種類が分かるよう母子健康手帳を手元に置くと、何を続けるかを具体的に伝えられます。2回目から別の製品を選ぶのではなく、初回の記録を確認したうえで、同じ種類での継続を相談しましょう。
SECTION 11
他の予防接種と同じ日に受ける場合は?
ロタウイルスワクチンと他のワクチンを同じ日に受ける同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。保護者が同じ日に受けたいと考えていても、その希望だけで同時接種が決まるわけではありません。他の予防接種も予定しているなら、同じ日に受けることを想定しているかを医師に伝え、予定を確認してください。
「同じ日に受けられるか」という問いには、ほかに予定しているワクチンがあることと、希望する日を整理して相談するとよいでしょう。同時接種が可能という説明は、すべての組み合わせを希望どおりに受けられるという意味ではなく、医師が特に必要と認めることが条件です。
SECTION 12
飲むワクチンの前後、授乳はどうする?
ロタウイルスワクチンの接種前後に、哺乳そのものを制限する決まりはありません。一方で、授乳後に嘔吐する可能性を踏まえ、接種後は30分ほどあけてから授乳することが勧められています。「授乳してはいけない」のではなく、接種直後の授乳を少し待つという違いを押さえておきましょう。
当日の授乳予定を考えるときは、接種後すぐに授乳するつもりになっていないかを確認しておくと、30分ほどの間隔を見込めます。授乳の時間が接種と重なりそうで気になる場合も、接種前後に一律の哺乳制限があると考える必要はありません。制限の有無と、接種後に勧められる間隔を分けて考えてください。
SECTION 13
合志市の医院でロタウイルス接種を相談できる?
合志市のたかしまこどもクリニックは、受けられる予防接種の案内にロタウイルスを掲載しています。ただし、その案内だけでは、現在用意している製品や在庫、希望日の予約可否までは分かりません。相談を始める際は、掲載があることと、実際に希望日に受けられることを分けて考えてください。
初めての予防接種予約で方法が分からない場合は、クリニックへ相談するよう案内されています。予約方法を尋ねる際に、ロタウイルスワクチンの接種を希望していることを伝え、取り扱う製品と予約可能日も個別に確認しましょう。案内への掲載をもって、特定の製品や日付が確保されていると判断しないことが大切です。
SECTION 14
予防接種の日に何を持って行く?
たかしまこどもクリニックで予防接種を受ける際は、来院前に案内されている持ち物をそろえてください。接種歴がある場合、母子手帳は持参する物であると同時に、以前接種したロタウイルスワクチンの種類を確かめるためにも使えます。
来院前にそろえる物
- 予診票
- 母子手帳
- マイナンバーもしくは資格確認書
- 乳幼児受給書
出かける前に四つの持ち物を見直し、接種済みなら母子手帳の記録も確認しておきましょう。次に使うワクチンの種類を相談する場面で、記録を見ながら話せます。
SECTION 15
予約後、当日に体温が高いときは?
たかしまこどもクリニックでは、接種当日の体温が37.5℃以上の場合、予防接種はできないと案内しています。予約が取れていても、当日の体温がこの条件に当たるなら、その予定のまま接種を受けられるとは考えず、医院に確認してください。この数値は同院の接種当日の案内であり、体調全般を判断する基準ではありません。
接種日を変更することになり、初めての予約方法も分からない場合は、クリニックに相談できます。その際は、初回をまだ受けていないか、すでに受けているかを伝え、初回の日付または次回までの間隔も含めて、予定を確認し直したいと伝えましょう。新しい接種日が決まったものとして考えず、個別に確認することが大切です。
FAQ
よくある質問
初回接種の予約が出生15週0日後になりそうです。受けられますか?
厚生労働省は出生15週0日後以降の初回接種を勧めていません。この情報だけでお子さん個別の接種可否は決められないため、生年月日と予約予定日を伝え、医療機関に確認してください。
初回に飲んだワクチンの名前を忘れました。次の予約では何を確認しますか?
接種した種類は母子健康手帳に記載されています。2回目以降も同じ種類を使うため、記録の製品名と接種日を確認してから、次回の予約先に伝えてください。
接種直後に授乳してもよいですか?
接種前後の哺乳そのものに制限はありません。ただし、哺乳後の嘔吐の可能性から接種後30分ほどあけて授乳することが勧められていますので、当日の授乳予定は接種先にも確認してください。
運営者
たかしまこどもクリニック






