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ほかの病院の薬や市販薬と一緒に飲ませてよいか|受診のときにお薬手帳で伝えたいこと
耳鼻科でもらった薬を飲んでいる間に、小児科でも薬が出た。あるいは、病院の薬を飲んでいても症状がよくならず、市販薬を使いたくなった。そんなとき、薬を一緒に飲ませてよいかを薬の種類や名前だけで決めるのは難しいものです。受診時には、現在飲んでいる薬を医師に伝え、お薬手帳があれば持参しましょう。
国立成育医療研究センターの「お薬Q&A」は、同じ薬が処方されると必要以上の量になり、副作用が出る可能性や、薬の組み合わせによって効果が強まったり弱まったりする可能性を示しています。たかしまこどもクリニックも、服用中の薬がある場合のお薬手帳を初診時の持ち物に挙げています。効果が見られないときの対応も、医師に相談して確かめましょう。
SECTION 01
耳鼻科の薬を飲んでいるとき、小児科では何を伝える?
耳鼻科で処方された薬を子どもが飲んでいる間に、小児科を受診することがあります。そのときは、耳鼻科でもらった薬を現在飲んでいることを、診察時に医師へ伝えてください。小児科で相談したい症状だけでなく、すでに飲んでいる薬についても話すことが大切です。
「耳鼻科の薬だから、小児科では言わなくてもよい」と分けて考えず、他の病院でもらった薬も伝える対象にしてください。受診時に医師へ伝えるのは、以前処方された薬のすべてではなく、子どもが現在飲んでいる薬です。薬を飲んでいることを先に伝えたうえで、今回の受診について相談しましょう。
SECTION 02
お薬手帳はどの受診で役立つ?
他の病院でもらった薬を現在飲んでいて受診する場合は、お薬手帳等を持参することもよいでしょう。耳鼻科で薬を受け取り、その後に小児科を受診するなら、お薬手帳等を受診時の持ち物として確認しておくと、他院の薬について話す際に役立ちます。
複数の病院にかかっているときも、受診先ごとに持参するかを考えるのではなく、他院でもらった薬を現在飲んでいるかを目安にしてください。お薬手帳等は、薬について医師に相談する場面で使うものです。手元にある場合は、診察を受ける前に持って行けるか確かめましょう。
SECTION 03
別の病院から同じ薬が出ると何が心配?
別の病院からも薬が出たときに注意したいのは、同じ薬が処方された場合です。同じ薬をそれぞれの処方に沿って飲むと、必要以上の量を飲むことになり、副作用が出現する可能性があります。別々の病院で処方されたというだけで、重なっても問題ないとは考えられません。
ここでいう心配は、二つの処方に同じ薬が含まれていた場合のものです。どの薬が重なるか、子どもにどの程度の副作用が生じるかを、この説明だけで決めることはできません。新たに薬が処方された際には、同じ薬が重なっていないかという点を、確認したいこととして伝えてください。
SECTION 04
薬の名前が違えば一緒に飲める?
薬の名前が違って見えても、それだけで一緒に飲めるとは判断できません。薬によっては、一緒に飲むことで他の薬の効果を強くしたり、弱くしたりすることがあります。効果がどちらに変わるかも薬の組み合わせによるため、名前が違うという理由だけで併用を決めないことが大切です。
反対に、複数の薬を飲むことがすべて問題になる、という意味でもありません。この説明からは、手元の二つの薬を子どもが一緒に飲めるかどうかまでは決まりません。薬の名前だけを見比べて結論を出すのではなく、併用について個別に確認する必要があります。
SECTION 05
受診前に服用中の薬をどう整理する?
受診前に確認したいこと
受診前には、子どもが現在飲んでいる薬を確認しておきましょう。耳鼻科など、今回受診する病院とは別の病院でもらった薬も対象です。以前もらったことがある薬と、今飲んでいる薬を混同せず、診察時に伝える内容を整理しておくとよいでしょう。
- 他の病院でもらった薬を現在飲んでいるか確認する。
- お薬手帳等が手元にある場合は、受診時に持参する。
- 診察時に、現在飲んでいる薬を医師へ伝える。
耳鼻科で薬をもらった直後に小児科を受診する場合も、受診前の確認は同じです。お薬手帳等を持って行く準備と、医師に現在飲んでいる薬を伝えることを、別々に忘れず確認してください。
SECTION 06
病院の薬が効かないと感じたら市販薬に替える?
病院からもらった薬を飲んでも効果が見られないと、「市販薬に替えたほうがよいのでは」と迷うかもしれません。その場合は、自己判断で切り替える前に医師に相談してください。薬の効果が見られないときの相談は、子どもの今の状況について判断してもらうための一歩です。
病気が治るまでに時間がかかることもありますが、それを理由に、効果が見られないまま薬の変更を自分で決めることは避けましょう。どの市販薬に替えられるか、あるいは替えられないかは、この説明だけでは決まりません。「薬を飲んでいるが効果が見られない」と医師に伝え、どうするかを相談してください。
SECTION 07
薬を飲んでも症状がよくならない場合は?
病院からもらった薬を飲んでも子どもの症状がよくならない場合は、再度受診してください。薬を飲んでいるという事実だけで、そのまま様子を見続けてよいとは判断できません。受診し直す際には、薬を飲んでも症状がよくなっていないことを伝えましょう。
「薬の効果を感じない」という迷いにとどまらず、症状がよくならない場合は、再度診てもらうことが大切です。この説明は、すべての症状について受診の緊急度や待てる時間を決めるものではありません。症状がよくならないときの行動として、再受診を考えてください。
SECTION 08
市販薬を選ぶ前に何を確かめる?
一般的な説明と、手元の薬の判断は別
市販薬は、一般的な症状に合わせて薬が配合されています。ただし、これは市販薬についての一般的な説明です。子どもに使おうとしている製品の成分や適応まで一律に示すものではなく、個々の製品については分けて考える必要があります。
耳鼻科など他の病院でもらった薬を現在飲んでいるなら、小児科の受診時にはその薬を医師に伝えてください。「市販薬だから処方薬と一緒に使える」と決めたり、一般的な症状向けという説明だけで、手元の処方薬との組み合わせを判断したりしないことが大切です。
SECTION 09
症状が消えたら残りの薬をやめてよい?
症状が消えても、薬によってやめどきは異なります
処方された薬が残っているのに症状が消えると、「もう飲まなくてよいのでは」と迷うかもしれません。薬には、解熱剤や咳止めなど、症状が消えたらやめてもよいものと、抗生剤など、症状が消えても一定期間飲む必要があるものがあります。症状が消えたという理由だけで残りの薬をやめず、医師に相談してください。
相談するときは、残っている薬について、症状が消えた後も飲む必要があるかを確認しましょう。「症状がないから全部やめる」「残っているから全部飲む」と一律に決めるのではなく、その薬についての指示を確かめることが大切です。
SECTION 10
以前にもらった薬を今回の症状に使える?
前回と似た症状でも、残薬で判断しない
以前に病院で処方された薬が残っていて、今回も似た症状が出ると、使えるように思うかもしれません。しかし、その薬は処方された当時の子どもの体重や症状に合わせて調整されたものです。前回と今回の症状が似て見えても、以前の処方だけを根拠に今回の薬として使うことは決められません。
以前の薬を使おうと思ったときは、自己判断で飲ませる前に、今回の症状について医師の診察を受けましょう。その際は「以前処方された薬が残っているが、今回使えるか」と具体的に尋ねると、過去の処方と今回の状態を分けて確認できます。
SECTION 11
たかしまこどもクリニックの初診でお薬手帳は必要?
たかしまこどもクリニックを初めて受診するとき、子どもが現在薬を飲んでいるなら、お薬手帳を持参してください。同院は、服用中の薬がある場合のお薬手帳を受診時の持ち物に挙げています。耳鼻科など別の病院で薬をもらっている途中に受診する場合も、持ち物を確認するときにお薬手帳を忘れないようにしましょう。
お薬手帳が必要になる条件は「服用中の薬がある場合」です。持参の準備をするときは、受診する子どもが今飲んでいる薬があるかを確かめ、その子のお薬手帳を用意してください。
SECTION 12
診察では薬以外に何を伝える?
症状の経過と、現在飲んでいる薬を伝える
たかしまこどもクリニックでは、診察時に医師が症状や経過を聞きます。受診のきっかけになった症状について、いつからどのように経過したかを伝えられるようにしておきましょう。耳鼻科など他の病院でもらった薬を現在飲んでいる場合は、そのことも受診時に医師へ伝えてください。
たとえば、症状について話した後に「別の病院の薬も今飲んでいます」と添えれば、薬の話を伝え忘れずに済みます。症状の経過だけで話を終えず、現在飲んでいる他院の薬についても診察で伝えることが、相談の出発点になります。
SECTION 13
初診の問診票を書く前に確認しておくことは?
たかしまこどもクリニックを初めて受診する場合は、問診票を記入します。来院前に、子どもが今飲んでいる薬の中に、他の病院でもらった薬があるかを確認しておくと、診察で伝える内容を整理できます。問診票を書いたかどうかにかかわらず、現在飲んでいる他院の薬は受診時に医師へ伝えてください。
問診票の記入と、医師への伝達は分けて考えましょう。「受付で書いたから薬の話は済んだ」と思わず、診察でも現在飲んでいる他院の薬について話してください。初診時に慌てないよう、まず服用中の薬があるかを確かめておくことができます。
SECTION 14
薬の相談をしたいとき、受診前にどう準備する?
予約と持ち物を、受診前に確認
たかしまこどもクリニックは、事前にアイチケットで診療予約をするよう案内しています。薬について相談するために受診するときも、まず予約の案内を確認してください。そのうえで、子どもが現在薬を飲んでいるなら、お薬手帳を持参する準備をしましょう。
予約を済ませることと、薬の情報を持っていくことは別の準備です。来院前に「アイチケットでの予約を確認したか」「服用中の薬がある場合、お薬手帳を用意したか」をそれぞれ確かめておくと、受診時に薬の相談を切り出しやすくなります。
SECTION 15
一緒に飲ませるか迷ったときの判断は?
他の病院でもらった薬を現在飲んでいて、別の薬も一緒に飲ませるか迷ったら、受診時に現在飲んでいる薬を医師へ伝えてください。同じ薬が重なって処方された場合は必要以上の量を飲むことになり、副作用が出る可能性があります。一方、異なる薬でも、組み合わせによっては一緒に飲むことで他の薬の効果を強くしたり弱くしたりすることがあります。
重複や効果の変化が起こるかは、実際の薬の組み合わせを確かめずに決められません。処方薬の効果が見られない場合も、自己判断で市販薬に替えず、医師に相談してください。今飲んでいる薬を伝えたうえで、一緒に飲ませてよいかを個別に確認しましょう。
FAQ
よくある質問
お薬手帳を持っていない場合、他院の薬について相談できますか?
お薬手帳がなくても、現在飲んでいる薬を受診時に医師へ伝えることが大切です。薬の情報を確認できるものが手元にあれば用意し、分かる範囲を診察時に伝えてください。
薬の名前が違えば、2つとも飲ませてよいですか?
名前が違うというだけでは、併用できるかは決まりません。薬によっては一緒に飲むと効果が強まったり弱まったりするため、現在飲んでいる薬を医師に伝えて、組み合わせを確認してください。
病院の薬を飲んでいても症状がよくならないとき、市販薬に替えてよいですか?
この資料だけでは、その子の薬を市販薬へ替えてよいかは判断できません。効果が見られないときは医師に相談し、症状がよくならない場合は再度受診してください。
運営者
たかしまこどもクリニック






