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小児用肺炎球菌ワクチン|生後2か月から始める接種の回数と、追加接種の時期を逃さないために

2026.11.3   予防接種・健診

赤ちゃんの予防接種を考え始める生後2か月ごろ、肺炎球菌ワクチンも予定に入ります。このワクチンは肺炎や髄膜炎などの重い病気の予防を目的とし、最初の接種を終えた後にも追加接種があります。最初の予約だけで予定を終わらせず、その先の接種まで見通しておくと、母子健康手帳を確認する際にも役立ちます。

接種回数や日程は、始めるときの月齢などによって変わります。接種済みの記録と最後に受けた日を母子健康手帳で確かめ、次にいつ受けるかを自治体または接種する医療機関に確認してください。たかしまこどもクリニックで接種を予定する場合も、体調や持ち物を含めて予約時に相談できます。

SECTION 01

生後2か月の予定に肺炎球菌ワクチンを入れる理由

生後2か月を、最初の予定を立てる目安に

生後2か月を迎える赤ちゃんの予防接種を考え始めたら、小児用肺炎球菌ワクチンも最初の予定に入れておきたい接種の一つです。肺炎や髄膜炎などの重篤な病気の予防を目的とし、標準的には生後2か月から初回接種を行います。まずは「いつ始めるか」を接種先と確認するところから考えましょう。

早い時期から予定を考える理由には、侵襲性肺炎球菌感染症が乳幼児期、とりわけ0歳児で発症しやすいことがあります。これは侵襲性肺炎球菌感染症についてのリスクであり、肺炎球菌による病気すべてが0歳児で同じように起こりやすいという意味ではありません。予防したい病気と接種を始める時期を結び付けて考え、初回接種について相談してください。

SECTION 02

肺炎球菌感染症ではどんな病気が起こり得る?

病名だけでなく、起こり得る合併症を知る

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって起こる病気です。肺炎球菌は主に気道の分泌物を通じて感染を起こし、菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症につながることがあります。病名を一つだけ思い浮かべるのではなく、複数の病気が起こり得ることを知っておくと、予防接種の目的が捉えやすくなります。

ただし、肺炎球菌が関係する感染症になれば誰もがこれらの合併症を起こす、ということではありません。「起こることがある」という可能性と、「必ず起こる」という断定は分けて考える必要があります。赤ちゃんの接種を考える際は、重い合併症の可能性がある病気を予防するための接種だと理解しておきましょう。

SECTION 03

接種すれば肺炎球菌感染症を必ず防げる?

肺炎球菌ワクチンは、肺炎や髄膜炎などの重篤な病気を予防するために接種します。一方で、接種を済ませれば肺炎球菌感染症をすべて防げるわけではありません。予防のために接種することと、接種後に発症する可能性が残ることは、矛盾しない話です。

ワクチンに含まれない種類もある

肺炎球菌には、ワクチンに含まれない種類も存在します。そのため、予定どおりに接種した後でも肺炎球菌感染症を発症することがあります。「接種したから肺炎球菌による病気ではない」と決めつけないことが大切です。接種の目的を、発症の可能性が一切なくなることではなく、重篤な病気の予防として捉えてください。

接種歴だけで様子見と決めない

熱やせきなどの症状があるときは、接種を済ませているかどうかだけで様子を見るか決めず、年齢、症状がいつからどう変わっているか、ぐったりしていないかなど全身の様子を伝えて医療機関に相談しましょう。唇が紫色になっている、顔色が明らかに悪い、呼吸が苦しそう、呼吸が弱い、意識の様子がいつもと違うといったときは、受診の予約を待たずに119番に電話して救急車を呼んでください。厚生労働省も、これらを救急車を呼ぶ目安としています。

SECTION 04

最初の接種はいつから考える?

最初の接種を考える目安は生後2か月です。生後2か月が近づいたら、赤ちゃんの予防接種をどこで受けるか、初回接種をいつから始めるかを接種先に相談すると、予定を立てやすくなります。たかしまこどもクリニックは、生後2か月からの各種予防接種に対応し、接種時期やワクチンの種類についての相談も受けています。

開始が遅れたときは、同じ回数と決めない

生後2か月からという説明は、標準的な開始時期を示すものです。予定を立てる時点ですでに月齢が進んでいても、生後2か月から始めた場合の回数や日程をそのまま当てはめることはできません。これから初回接種を受ける場合は、実際に始める時期を接種先に伝え、その子の予定を確認してください。

SECTION 05

初回接種の後に追加接種を見込むのはなぜ?

肺炎球菌ワクチンの予定は、初回接種だけで終わるものとして考えないことが大切です。初回接種を終えた後、一定期間を経て追加接種を行います。最初の接種日だけを予定に入れるのではなく、その先にも接種を見込んでおくと、初回接種後に次の予定を確認しやすくなります。

「次はいつ?」は接種記録を基に確認

追加接種があることと、その子の追加接種日が決まっていることは別です。初回接種をいつ終えたかという記録を確かめずに、誕生日や初回の予定日だけから追加接種の日付を決めないでください。接種後の予定を立てる際は母子健康手帳の記録を基にし、細かな条件を自治体または接種を受ける医療機関に確認しましょう。

SECTION 06

始める月齢が違うと接種回数も同じ?

肺炎球菌ワクチンの回数を考えるときは、今何歳かだけでなく、初回接種を何歳で始めるかが重要です。PCV20とPCV15の接種スケジュールは、初回接種を始める年齢ごとに区分されています。生後2か月からの予定を調べている家庭と、接種を始める時点ですでに年齢が上がっている家庭とでは、同じ回数を前提にしないでください。

年齢の区分は「初回接種開始時」を見る

初回接種を始める年齢による記載の例です。

  • 初回接種開始時に1~2歳の場合は、60日以上の間隔をあけて2回接種します。
  • 初回接種開始時に2~5歳の場合は、1回接種します。

これらは、接種を始めた後に1歳や2歳になった子の残り回数を、その年齢だけで決めるための記載ではありません。まず初回接種を始める年齢を確かめ、すでに受けた接種がある場合はその記録と分けて整理しましょう。

SECTION 07

母子健康手帳ではどの記録を確かめる?

母子健康手帳を開いたら、肺炎球菌ワクチンの接種記録を時系列で見てみましょう。PCV20とPCV15の予定は初回接種を始める年齢によって区分されるため、「今の月齢」だけを見るより、「最初に受けたときの月齢」を確認することが役立ちます。すでに接種している場合は、受けた回数と最後の接種日も一緒に整理してください。

接種先に伝える前に整理したいこと

記録を見ながら、次の点を確かめておくと相談が具体的になります。

  • 最初の接種を受けたときの月齢
  • これまでに受けた接種の回数
  • 最後に受けた接種の日付

記録を見ても接種日や回数が分からない場合は、空欄を推測で埋めて残り回数を計算しないでください。不明な点は不明なまま伝え、母子健康手帳や接種を受けた医療機関などで確認することが、次の予定を考える出発点になります。

SECTION 08

追加接種の日付はどこで確かめる?

追加接種は、初回接種を終えた後、一定期間を経て行います。ただし、「一定期間」という説明だけでは、赤ちゃんごとの接種日を決めることはできません。接種済みの記録を手元に置き、PCV20またはPCV15のスケジュールの細かな条件を、母子健康手帳、自治体または接種を受ける医療機関に確認してください。

掲載スケジュールと個別の日付は別に確認

国立健康危機管理研究機構のサイトには、2026年10月1日からの予防接種スケジュールが掲載されています。これは掲載スケジュールの適用開始日を示すもので、お子さんの追加接種日を示すものではありません。掲載日付だけを根拠に次の接種日を決めず、接種記録と照らし合わせて細かな条件を確認しましょう。

SECTION 09

接種を始めるのが遅れたときは?

接種を始める時期が遅れた場合、最初に確認したいのは初回接種を始める年齢です。肺炎球菌ワクチンのPCV20とPCV15では、その年齢によって接種スケジュールの区分が異なります。生後2か月から始める予定だったものの、まだ接種していない場合は、当初の予定をそのまま当てはめず、今の年齢を基に確認しましょう。

始める年齢ごとの回数と間隔は、SECTION 06 で紹介した区分のとおりです。ここで大切なのは、その区分が「初回接種をその年齢で始める場合」のものだという点です。年齢区分をまたぐ時期にいる場合や、すでに何回か接種している場合は、区分の例だけで残りの回数や次の日付を決めないでください。母子健康手帳で接種記録を確かめ、接種を受ける医療機関や自治体に具体的な予定を確認しましょう。

SECTION 10

たかしまこどもクリニックで接種できる?

たかしまこどもクリニックは、生後2か月からの各種予防接種に対応しています。診療案内の「当院で受けられる予防接種」には、肺炎球菌ワクチンが定期接種として掲載されています。生後2か月を迎える赤ちゃんの接種先を探している場合、同院は相談先の一つです。

掲載内容から分かるのは、同院が肺炎球菌ワクチンの接種に対応しているという範囲までです。どの製品を使うかまで、この案内だけで決めることはできません。接種先を選ぶ際は、接種時期やワクチンの種類について気になることを同院に相談してください。

SECTION 11

同院での接種前に予約は必要?

たかしまこどもクリニックでは、予防接種を完全予約制と案内しています。肺炎球菌ワクチンの接種を希望する場合も、予約なしで来院する予定にはせず、事前に予約について確認しましょう。ただし、予約手段が電話だけとは限りません。

予約に向けては、母子健康手帳で肺炎球菌ワクチンの接種記録を見ておくと、初回接種か、すでに受けた接種の続きかを伝えやすくなります。PCV20とPCV15のスケジュールには細かなルールがあるため、接種歴を基に次の予定を接種先へ確認してください。

SECTION 12

接種当日は何を持って行く?

たかしまこどもクリニックで予防接種を受ける場合は、来院前に案内されている持ち物をそろえましょう。同院は、忘れると予防接種ができないと案内しています。出発前に一か所へまとめ、そろっているか確認しておくと安心です。

同院が予防接種で来院する際の持ち物として挙げているものです。

  • 予診票
  • 母子手帳
  • マイナンバーもしくは資格確認書
  • 乳幼児受給書

母子手帳は、持ち物であると同時に、これまでの接種記録を確認する際にも手元に置いておきたいものです。特に追加接種や、開始時期が当初の予定と異なる場合は、記録を見ながら接種先に相談できます。

SECTION 13

当日に熱があるときは接種できる?

接種当日に熱がある場合、厚生労働省は、発熱が治ってから肺炎球菌ワクチンを受けるよう案内しています。一方、たかしまこどもクリニックは、同院での接種当日の体温が37.5℃以上なら接種できないと明示しています。後者の数値は同院の案内であり、厚生労働省の発熱時の案内を数値で言い換えたものではありません。

当日の体温が37.5℃以上なら、同院でその日に接種する予定を進めることはできません。数値だけを確認して、発熱していなければ接種できると決めるのではなく、発熱がある場合は治ってからの接種を考えましょう。

SECTION 14

以前の接種後に症状が出たら何を伝える?

以前の接種後に症状が出たことがある場合は、何の予防接種の後に、いつ、どのような症状が出たかを接種前に整理して伝えましょう。特に、過去の肺炎球菌ワクチン接種でアナフィラキシーを起こしたことがある場合は、肺炎球菌ワクチンを受けられません。これは、接種後に発熱したことがある場合と同じ扱いではありません。

過去の予防接種を受けて2日以内に、発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった場合は、接種前に医師へ相談してください。たかしまこどもクリニックで接種を予定し、事前に体調不良などの不安がある場合は、同院は電話での相談を案内しています。過去の症状の相談と、今の体調についての相談を分けて伝えると、状況を説明しやすくなります。

SECTION 15

次回の接種日を確認するときに伝えること

次回の接種日を確かめるときは、まず母子健康手帳の接種記録を手元に置きましょう。PCV20とPCV15の予定は初回接種を始めた年齢によって区分が異なります。生後2か月から始める予定だったかどうかだけでなく、実際に何歳何か月で始め、これまでに接種した記録があるかを接種先へ伝えてください。

たかしまこどもクリニックでの予防接種を考えている場合、同院は完全予約制です。予約に向けて接種歴を確認し、具体的な残り回数や日付は、開始時の年齢と記録を基に接種先へ相談しましょう。事前に体調不良などの不安があれば、同院の案内に従って電話で相談してください。

FAQ

よくある質問

母子健康手帳に前回の接種日が見つからない場合、追加接種を予約できますか?

記録が分からないままでは、追加接種の日付をこの情報だけで決められません。接種歴を確認したうえで、自治体または接種する医療機関に次の日程を相談してください。

予定していた接種の日に体温が37.5℃だったら、たかしまこどもクリニックで受けられますか?

受けられません。同院は接種当日の体温が37.5℃以上の場合は接種できないと案内していますので、体調について連絡し、改めて接種日を相談してください。

以前の予防接種後に全身に発疹が出ました。次の肺炎球菌ワクチンはそのまま受けられますか?

発疹が出た時期や症状によるため、この情報だけでは可否を決められません。予防接種から2日以内に全身の発疹などが出た場合は接種前に医師へ相談するよう案内されていますので、いつ何を接種し、どのような症状が出たかを伝えてください。

運営者

たかしまこどもクリニック

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-(13:00~14:00)-
午後診療
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※予防接種と乳幼児健診は完全予約制ですので、お電話にてご予約下さい。

クリニック周辺地図

熊本県合志市幾久富1866-513

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