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血管腫|赤いあざの大きさや場所を、健診や受診までに家庭で記録しておくこと

2026.10.31   予防接種・健診

赤ちゃんの赤いあざを記録する前に、まず全身の様子を見てください。厚生労働省は、15歳以下の子どもで唇が紫色、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう、呼吸が弱いといった場合を、すぐに救急車を呼ぶ目安に挙げています。当てはまるときは健診や通常の受診を待たず、119番へ連絡してください。

生後まもなく現れた赤いあざについて、たかしまこどもクリニックは血管腫の特徴や受診の目安を案内しています。急激に大きくなっている、出血している、目や口の近くにある場合は受診について相談する目安です。健診や受診で状況を伝えられるよう、いつ気づいたか、大きさがどう変わったか、出血があったかを整理しましょう。日付入りの写真も、変化を振り返るための記録として使えます。

SECTION 01

赤いあざを記録する前に、119番へ連絡する状態は?

赤いあざに気づいたときも、最初に確かめたいのは子どもの全身の様子です。厚生労働省のホームページ『こんな時は迷わず119へ』は、15歳以下の子どもについて、すぐに救急車を呼ぶ目安を示しています。その中には、唇の色が紫色である、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーがあって呼吸が苦しそう、呼吸が弱い、といった状態が含まれています。

当てはまるときは記録より通報を先に

これらの目安に当てはまるときは、あざの写真を撮ったりメモを整えたりする前に、119番へ連絡してください。健診の日や通常の受診を待つ場面ではありません。反対に、全身の様子がふだんと変わらず、こうした目安に当てはまらないことを確かめてから、あざそのものの様子を落ち着いて見ていきましょう。この記事のこの先の内容は、その確認を済ませたうえで読む前提です。

迷ったときに確かめる順番を決めておくと、慌てた場面でも動きやすくなります。唇の色、顔色、呼吸の様子を見て、挙げた目安に当てはまれば119番へ連絡してください。ここで挙げた状態は救急車を呼ぶ目安の一部です。これらに限らず、緊急性が高いと判断したときは、観察や記録を待たず119番へ連絡してください。家族にもこの順番を共有しておくと、誰が気づいた場合でも同じように対応できます。

SECTION 02

生後まもない赤いあざと血管腫はどう関係する?

たかしまこどもクリニックの『血管腫』の案内では、血管腫は皮膚の血管が増殖してできる良性の腫瘍と説明されています。また、生後まもなく現れ、赤いあざのように見えることが特徴とされています。生まれてしばらくして赤いあざに気づいた保護者が、まず「血管腫かもしれない」と考えるのは自然なことです。

見た目だけで決めつけない

ただし、医院の案内は血管腫という病気の一般的な特徴です。目の前の赤いあざが血管腫かどうかを、家庭で見た目だけから決めることはできません。気になるあざがあるときは、「血管腫に似ているか」を判断するより、いつ気づいて、どのように変わっているかを整理し、小児科で確かめてもらう材料にするほうが役立ちます。

医院の案内を読むときは、「生後まもなく現れる」「赤いあざのように見える」という二つの特徴が、そのまま診断の条件になるわけではない点も押さえておきましょう。特徴に当てはまっても当てはまらなくても、気になるあざは診察で確かめてもらうのが確実です。

SECTION 03

「多くは小さくなる」を自分の子の見通しにしてよい?

医院の案内には、血管腫の多くは成長とともに自然に小さくなるという説明があります。この一文を読んで安心する方も多いと思います。ただ、ここで言われているのは「多く」です。すべての赤いあざが同じように経過するという意味ではなく、自分の子のあざがどうなるかを、この説明だけで見通すことはできません。

今の変化と位置で受診の目安を見る

見通しよりも大切なのは、今どのような変化があるかです。医院は、血管腫が急激に大きくなっている、出血している、目や口の近くにある、という場合を受診の目安に挙げています。この三つは、どれか一つに当てはまれば受診について相談する目安です。「いずれ小さくなるはず」と考えて待つのではなく、今の様子をこの目安と照らし合わせてください。

SECTION 04

大きさが変わったと感じたら、何を確かめる?

「前より大きくなった気がする」と感じたときは、その変化が急なものかどうかに注目してください。医院は、血管腫が急激に大きくなっていることを受診の目安に挙げています。短い間にはっきり大きくなったと感じるなら、健診の日を待たずに受診について相談してください。

感じた変化を、伝えられる形に

医院は、受診時に大きさの変化を伝えるよう案内しています。家庭では正確な数値を出す必要はありません。「気づいたときは小さな点のようだった」「この一週間で広がったように見える」など、いつごろ、どのように変わったと感じたかを言葉で残しておくと、診察で説明しやすくなります。写真から医学的な大きさを測ろうとせず、変化を伝える手がかりとして扱いましょう。

大きさの変化は、同じ人が同じような場面で見比べると気づきやすくなります。たとえば沐浴や着替えのときなど、毎回あざがよく見える場面を決めておくと、前回との違いを言葉にしやすくなります。比べた結果は、感じたとおりに短く書いておきましょう。

SECTION 05

あざから出血しているときは何を伝える?

あざから血がにじんでいる、出血している、というときは、医院が示す受診の目安に当たります。慌てるかもしれませんが、まずは子どもの全身の様子を見て、救急車を呼ぶ目安に当てはまるかを確かめてください。当てはまらない場合は、出血があったことを伝えて受診について相談しましょう。

出血の量だけで119番を決めない

手元の資料からは、赤いあざからの出血の量だけで119番の要否を決める基準は分かりません。そのため、ここでは出血の量を目安にした判断は示しません。唇の色や顔色、呼吸などの状態は、厚生労働省が示す救急車を呼ぶ目安の一部です。これらに限らず緊急性が高いと判断したときは、迷わず119番へ連絡してください。医院は受診時に出血の有無を伝えるよう案内しているので、いつ、どのくらい出血したかを分かる範囲で伝えてください。

SECTION 06

目や口の近くにある場合、健診まで待つ?

赤いあざが目や口の近くにある場合は、大きさの変化や出血がなくても、医院が示す受診の目安に当たります。「まだ小さいから」「次の健診で聞けばいい」と考えて待つより、位置が目や口に近いことを伝えて、受診について相談してください。

場所と大きさは診察の手がかり

医院は、血管腫の場所や大きさによって受診での対応が変わると案内しています。同じ赤いあざでも、どこにあるか、どのくらいの大きさかで、診察で確かめることが変わるということです。相談するときは「右目の下にある」「上唇の近く」のように場所を具体的に伝え、気づいたときと比べて大きさがどうかも添えると伝わりやすくなります。

目や口の近くにあるあざは、ふだんの抱っこや授乳の場面でも目に入りやすい場所です。気になったときに「どのあたりか」を説明しやすいよう、左右や、目と口のどちらに近いかを書き添えておくと、電話で相談するときにも伝わりやすくなります。

SECTION 07

家庭で観察するとき、あざに触れてよい?

医院は、家庭での対応として、血管腫を無理に触らず様子を見ることを案内しています。気になって何度も押したりこすったりしたくなるかもしれませんが、無理に触れずに、見て確かめることを中心にしてください。

「様子を見る」に当てはまる場面

ここでいう「様子を見る」は、救急車を呼ぶ目安に当てはまらず、受診の目安にも当てはまらないときの家庭での過ごし方です。急激に大きくなっている、出血している、目や口の近くにある、のいずれかに当てはまる場合は、様子を見続けるのではなく受診について相談してください。観察するときは、見た日付と、気づいた変化を短く残しておくと、あとで振り返りやすくなります。

SECTION 08

最初に気づいた時期をどう残す?

医院は、血管腫について受診時に発見時期を伝えるよう案内しています。「いつからあったか」は、時間がたつほど思い出しにくくなる情報です。気づいたらその日のうちに、日付を一行だけでも書き残しておきましょう。

分からない時期は分からないまま

最初に気づいた正確な日が分からないこともあります。その場合は、推測で日付を決めず、「生後一か月ごろ、沐浴のときに気づいた」「1週間前には気づいていた」のように、分かる範囲で書いておけば十分です。家族が先に気づいていたかもしれないときは、誰がいつごろ見たかを聞いておくと、受診で伝える内容がはっきりします。

メモは、スマートフォンのメモ帳でも、母子手帳のすき間でも構いません。大切なのは、受診のときにすぐ見返せる場所に残しておくことです。気づいた日と場面を一緒に書いておくと、「いつごろ」と聞かれたときに迷わず答えられます。

SECTION 09

日付入り写真は、どの変化を振り返るために使う?

日付が分かる写真は、大きさの変化を振り返るための補助の記録になります。医院は受診時に大きさの変化を伝えるよう案内しているので、「前と比べてどうか」を説明するときの手がかりとして写真を使えます。

写真は診断や測定の代わりではない

撮影の間隔や撮り方、写真から大きさを測る方法について、医学的に決まった推奨は手元の資料からは分かりません。そのため、この記事では「何日おきに撮る」「定規を当てて測る」といった方法は示しません。写真だけで血管腫かどうかを判断することもできません。写真はあくまで、いつごろからどう変わったかを思い出し、診察で伝えるための材料として使ってください。

写真を残すときは、撮った日付があとから分かることを確かめておきましょう。日付が分かれば、「この日はこのくらいだった」と順番に並べて見返せます。診察で見せる場合に備えて、どの写真がいつのものかを自分でも説明できるようにしておくと安心です。

SECTION 10

出血がなかった日も記録に含める?

医院は、受診時に出血の有無を伝えるよう案内しています。「出血したことがある」だけでなく、「これまで出血はなかった」ということも、伝える情報の一つです。出血がない日も、見たときに出血がなかったことを短く書いておくと、有無をはっきり伝えられます。

見ていない期間は「なし」と言わない

一方で、確かめていない期間まで「出血はなかった」と断定しないでください。たとえば「見たときは出血していなかった」「この数日は確認できていない」のように、実際に見たかどうかが分かる書き方にします。出血があったときは、その日付と、どのような状態だったかを残しておきましょう。

SECTION 11

受診時には三つの情報をどう伝える?

医院が受診時に伝えるよう案内しているのは、発見時期、大きさの変化、出血の有無の三つです。診察の場では、この三つを別々に、短く伝えられるよう準備しておくと安心です。

三項目を分けて書いておく

メモには「いつ気づいたか」「大きさはどう変わったか」「出血はあったか」を一行ずつ分けて書きます。たとえば「生後三週ごろに気づいた」「この二週間で広がったように見える」「出血はこれまで見ていない」のような形です。分からない項目は、分からないとそのまま伝えて構いません。三つがそろっていなくても受診をためらう必要はなく、分かる範囲の情報を持って相談してください。

受診の当日は、子どもの様子を見ながら話すことになり、準備した内容を思い出しにくいこともあります。三つの項目をメモにしておけば、それを見ながら順に伝えるだけで済みます。聞きたいことがあれば、メモの最後に一行加えておきましょう。

SECTION 12

場所や大きさによって診察での対応は変わる?

医院は、血管腫の場所や大きさにより受診での対応が変わると案内しています。また、必要に応じて専門医と連携すると案内しています。つまり、どこにあり、どのくらいの大きさかを伝えることは、診察で何を確かめるかを決める手がかりになります。

治療の方針を家庭で決めない

専門医との連携は、医院が診察のうえで必要と判断した場合のものです。受診の前から「専門の病院に行くべきか」「どんな治療になるか」を家庭で決める必要はありません。この記事でも、治療の方法や、あざが消える時期の見通しは扱いません。家庭では場所と大きさの変化をそのまま伝え、その先の対応は医師の判断を聞いてください。

受診のあとに、医師から聞いた説明や、次に相談する目安を書き留めておくと、家庭での観察を続けるときの手がかりになります。分からなかった点は、その場で聞き直して構いません。家庭での判断に迷いが残るときは、自己判断を続けずに改めて相談してください。

SECTION 13

乳幼児健診で赤いあざの不安を相談できる?

たかしまこどもクリニックは、乳幼児健診で育児に関する不安や疑問の相談を受け付けています。受診の目安に当てはまらないけれど、赤いあざが気になっている、という場合も、健診で相談する話題にできます。医院の乳幼児健診は電話で予約する案内になっています。

目安があるときは健診を待たない

ただし、健診はいつでも待ってよい場という意味ではありません。救急車を呼ぶ目安に当てはまる場合は119番へ連絡し、急激に大きくなっている、出血している、目や口の近くにある場合は、健診の日を待たずに受診について相談してください。健診で相談するときも、発見時期、大きさの変化、出血の有無のメモを持っていくと話しやすくなります。

健診で相談する場合も、受診の目安に当てはまる変化が起きたら、健診の予約日を待たずに相談する、という順番は変わりません。予約の電話をするときに、赤いあざについても相談したいと伝えておくと、当日の話の入口になります。

SECTION 14

休日・夜間に受診を迷ったら#8000はいつ使える?

厚生労働省のホームページ『子どもの症状は#8000』によると、#8000は、休日・夜間に子どもの症状への対処や受診の要否を迷う保護者が、小児科医師・看護師に電話で相談できる窓口です。赤いあざの変化に夜になって気づき、受診すべきか迷ったときの相談先の一つになります。

実施時間は都道府県ごとに確認

#8000の実施時間は都道府県ごとに異なり、居住する都道府県の実施状況を確認するよう案内されています。熊本県での具体的な実施時間は手元の資料では確かめられていないため、利用する前に確認してください。また、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう、呼吸が弱い、といった救急車を呼ぶ目安に当てはまる場合は、#8000を待たずに119番へ連絡してください。

SECTION 15

119番と小児科への相談では、伝える内容はどう違う?

119番へ通報したときと、血管腫について小児科で相談するときとでは、伝える内容が違います。厚生労働省のホームページでは、119番通報の際、指令員が意識や呼吸の有無を分かる範囲で伝えるよう案内していると説明されています。緊急のときは、あざの経過よりも、今の意識と呼吸の様子を伝えることが先です。

場面ごとに伝えることを分ける

血管腫について受診するときは、医院が示す発見時期、大きさの変化、出血の有無を伝えます。救急車を呼ぶ目安があるときは、記録を整えることを優先せず、すぐ119番へ連絡してください。落ち着いて受診できる場面では三つの情報をメモで伝え、不安が残る場合は自己判断を続けず、医院の公式の案内を確認して小児科へ相談しましょう。

場面ごとに伝える内容をあらかじめ分けておくと、いざというときに迷う時間を減らせます。全身の様子に救急車を呼ぶ目安があれば119番、目安がなくあざの変化が気になるときは小児科への相談、休日・夜間に迷ったときは#8000の実施時間を確認、という整理を家族で共有しておきましょう。

FAQ

よくある質問

赤いあざが出血していても、唇の色や呼吸は普段どおりなら119番を呼ぶべきですか?

出血していることは、医院が示す血管腫の受診の目安です。ただし、この資料だけではあざからの出血量による119番の要否は決められません。15歳以下の子どもで唇が紫色、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう、呼吸が弱い場合は119番へ連絡してください。これらは目安の一部です。ほかにも緊急性が高いと判断した場合は、迷わず119番へ連絡してください。緊急性が高い状態ではない場合も、出血の状況を伝えて受診について相談してください。

いつからあざがあったか正確に覚えていません。受診時には何を伝えればよいですか?

分かる範囲で最初に気づいた時期を伝えてください。医院は発見時期に加え、大きさの変化と出血の有無も受診時に伝える項目として挙げています。時期が曖昧ならそのまま伝え、残っている日付入り写真や記録があれば変化を振り返る材料にしてください。

休日の夜にあざが気になったら、#8000へ電話できますか?

休日・夜間に子どもの症状への対処や受診を迷う場合は、居住する都道府県の実施時間内であれば#8000で小児科医師・看護師に相談できます。まず都道府県別の実施状況を確認してください。唇が紫色、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう、呼吸が弱い場合は#8000を待たず119番へ連絡してください。

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