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新型コロナウイルス感染症|家庭内でうつさないための過ごし方と、受診を考える目安
子どもが発熱や咳をして新型コロナウイルス感染症と分かると、本人の具合に加え、家族にうつらないかも気になります。医院の案内では、子どもは比較的軽症で経過することが多い一方、乳幼児や基礎疾患のある子どもは重症化に注意が必要とされています。家庭内での二次感染にも目を向けながら、まずは症状の経過と全身の様子を確かめましょう。
家では休養と水分・栄養補給を心がけ、マスクや換気、タオル・食器を共用しない工夫が案内されています。一方、38℃以上の発熱が続く、強い咳や呼吸のしづらさがある、水分が取れずぐったりしているといった場合は、家庭での対応だけに頼らず受診を考える目安になります。相談時に伝える内容や、診療時間外の情報を使う際の対象年齢も確認しておきましょう。
SECTION 01
発熱や咳が出たら、最初に何を確かめる?
子どもに熱や咳が出ると、感染しているのか、家で何を見ればよいのかが気になるものです。医院の案内では、新型コロナウイルス感染症の症状として、発熱・咳・のどの痛みなどが主体とされています。ただし、症状の種類だけで、その子の感染症を診断することはできません。まずは症状の有無と、症状が始まってからの変化を分けて捉えましょう。
熱の数字だけでなく、始まった時期も確かめる
熱が出たことに気づいた時点と、その後に測った体温を確認しておくと、受診する際に経過を伝えやすくなります。医院は、受診時に発熱の開始時期と体温の経過を伝えるよう案内しています。「熱がある」という一言にまとめず、いつからか、測るたびにどう変わったかを区別しておきましょう。
SECTION 02
「子どもは比較的軽症が多い」をどう受け止める?
医院は、子どもは比較的軽症で経過することが多いと説明しています。これは子ども全体についての傾向であり、目の前の子どもの症状がこの先も軽いままだという保証ではありません。今の様子だけで判断を終えず、経過の中で変化がないかを見ていくことが大切です。
「多い」と「この子も大丈夫」は別
特に乳幼児や基礎疾患のある子どもについて、医院は重症化に注意が必要としています。比較的軽症が多いという説明を理由に、これらの子どもの変化を見過ごさないようにしましょう。一方、この区分に入らない子どもなら重症化しない、という意味でもありません。年齢や基礎疾患の有無を確認したうえで、一人ひとりの経過を見てください。
SECTION 03
乳幼児や基礎疾患がある子どもでは、何を分けて見る?
乳幼児かどうか、基礎疾患があるかどうかは、最初に分けて確認したい点です。医院は、乳幼児や基礎疾患のある子どもには重症化への注意が必要としています。ただし、注意が必要な対象を示す説明は、ほかの子どもなら経過を確認しなくてよいという意味ではありません。
乳幼児では哺乳量の変化を別に見る
乳幼児については、哺乳量が著しく減っていることも医院が挙げる受診の目安です。普段どのくらい飲んでいるかを踏まえ、今の哺乳量がどう変わったかを確認しましょう。単に「少し減った」と「著しく減っている」を同じものとして扱わず、気になる変化があれば小児科に相談する際に具体的に伝えてください。この哺乳量の目安を、乳幼児以外の子どもにそのまま当てはめるものではありません。
SECTION 04
熱があるとき、体温と経過をどう伝える?
熱を測ったら、その時の体温だけでなく、発熱が始まった時期からの推移を確認しましょう。医院が受診の目安に挙げているのは、「38℃以上の発熱が続いている」場合です。一度38℃以上を測ったという情報と、その発熱が続いているという情報は分けておくと、相談の際に状態を伝えやすくなります。
受診時には開始時期と体温の経過を伝える
医院を受診する際は、いつから発熱したか、その後に測った体温がどのように変わったかを伝えます。数字だけを一つ伝えるより、開始時期と経過を一緒に確認しておくことが、医院の案内に沿った準備になります。なお、38℃以上の発熱が続いているという条件に当てはまらないことだけで、安全だとは判断できません。
SECTION 05
咳が強い、呼吸しづらいときはどう考える?
咳があるときは、咳の有無だけでなく、強い咳があるかを確認しましょう。医院は「強い咳や呼吸のしづらさがある」ことを受診の目安に挙げています。咳が強い場合と、呼吸のしづらさがある場合のどちらも、この目安として捉えてください。両方が同時に起きるまで待つという意味ではありません。
咳の強さと呼吸のしづらさを分けて伝える
子どもの咳を見て相談するときは、強い咳が気になるのか、呼吸のしづらさが気になるのかを区別して伝えると、何を心配しているかが明確になります。医院が示すのは受診の目安であって、この記載をそのまま救急車を呼ぶ基準に置き換えるものではありません。咳が目立つ場面でも、呼吸についての気がかりを「咳だけ」とまとめずに確認しましょう。
SECTION 06
水分が取れず、ぐったりしている場合は?
家庭では、十分な休養と水分・栄養補給を心がけるよう医院は案内しています。そのうえで、水分を取れているかと、子どもの全身の様子を別々に確認してください。医院が受診の目安として挙げるのは、「水分が取れず、ぐったりしている」という組み合わせです。水分を勧めているからといって、この状態で受診の相談を家庭での補給に置き換えないようにしましょう。
飲めないことと、ぐったりした様子を一緒に伝える
相談するときは、水分が取れない状態に加え、ぐったりしている様子があることを伝えましょう。どちらか一方だけを、医院が挙げたこの目安と同じ条件として言い換えることはできません。一方で、この組み合わせに当てはまらないというだけで、ほかの気がかりまで問題がないと決めつけないでください。家庭での休養や補給は、状態を確認しながら行う対応です。
SECTION 07
乳幼児の哺乳量が減ったら、どの程度が目安?
乳幼児の哺乳量について、医院が受診の目安に挙げているのは「著しく減っている」場合です。「いつもより少ない気がする」という段階で判断を急がず、普段の哺乳量と今の様子を比べて、どの程度変わったかを確認しましょう。哺乳量の変化を伝えるときも、乳幼児であることと、減り方が著しいことを分けずに伝えるのが大切です。
「著しく減っている」を曖昧にしない
普段との違いを小児科に相談する際は、哺乳量が著しく減っていると感じる状況を、わかる範囲で具体的に伝えてください。この目安には「乳幼児で」という年齢条件があります。哺乳量が少しでも変われば全員が同じ目安に当てはまる、と広げて捉えることは避けましょう。反対に、この目安だけで子どもの状態全体を判断するものでもありません。
SECTION 08
抗原検査で陽性だったとき、次に確認することは?
抗原検査で陽性が確認された場合、医院はそれを受診の目安に挙げています。検査をした後は結果だけを手元に置いて終わりにせず、陽性が確認されたことを踏まえて小児科への相談を考えましょう。ここで扱うのは陽性の場合の案内です。別の結果から感染していないと判断する話ではありません。
受診するなら、実施した検査の結果を伝える
医院は、抗原検査を実施した場合、受診時にその結果を伝えるよう案内しています。相談から受診につながるときは、検査を実施したかどうかを確認し、実施していれば結果を伝えられるようにしておきましょう。検査をしていない場合に、結果の提出が必要という意味ではありません。陽性という受診の目安と、実施した検査の結果を受診時に伝えることは、分けて押さえてください。
SECTION 09
家庭では休養と水分・栄養をどう支える?
休ませながら、飲めているかを確認する
抗原検査で陽性だったときも、家庭では十分な休養と水分・栄養補給を心がけます。休養を取れていることだけで、受診の目安から外れたとは判断できません。水分を取れているか、子どもの様子はどうかを、過ごし方を考える際にあわせて見てください。
医院は「水分が取れず、ぐったりしている」状態を受診の目安に挙げています。飲めない状態とぐったりした状態が重なっているなら、家庭での補給だけで対応しようとせず、小児科への相談につなげましょう。休養と補給は家庭での対応であり、受診の目安に代わるものではありません。
休ませる時間を確保するときは、食事をどれだけ進められたかだけに目を向けず、水分を取れているかも別に見ておくと、家庭での対応を考えやすくなります。食べることを急がせて休養が後回しになるのでも、横になっているから飲めていなくてもよいと考えるのでもなく、休養と補給を並行して捉えましょう。
例えば、飲み物を差し出したときに受け取って飲めたか、飲もうとしても進まなかったかを、そのときの子どもの様子と一緒に振り返ります。「飲めていない」という印象だけで終わらせず、実際にどうだったかを確かめておけば、家庭で続けている対応と、気になっている変化を分けて考えられます。
水分が取れず、ぐったりしている状態は、医院が示す受診の目安です。補給を心がけていても、この二つが重なっているなら、「もう少し休めば飲めるかもしれない」と家庭での対応だけに置き換えないでください。相談するときには、飲もうとした場面と、その前後に見た子どもの様子を整理して伝えると、気がかりな点を具体的に示せます。
SECTION 10
家族への二次感染を考えるとき、マスクと換気は?
本人のケアと家族への配慮を並行する
子どもが家で過ごす間は、本人の様子だけでなく、家族への二次感染にも目を向けます。医院は家庭内でもマスクを着用し、換気を行うよう案内しています。子どもと家族が同じ家で過ごす場面では、家庭内の対応としてこの二つを忘れずに考えましょう。
この案内から、子どもが何歳からマスクを着けるか、換気を何分ごとに何分間行うかまでは決められません。マスクと換気を家庭内で意識することと、具体的な年齢や時間の決まりが示されていることは別です。回数や時間を自己流の一律の決まりとして読み替えず、家族で共有する物への対応も確認しておきましょう。
家の中では、子どもと家族が顔を合わせる場面と、同じ空間で過ごす場面を思い浮かべると、マスクと換気をどこで意識するか考えやすくなります。外出するときだけの話として片づけず、家庭内での二次感染にも注意するという医院の案内を、普段の家族の過ごし方に当てはめてみましょう。
例えば、家族で話したり子どものそばで過ごしたりするとき、家庭内でもマスクを着用するという案内を思い出せるかを確認します。また、子どもが休む空間だけに目を向けるのではなく、家族が一緒に使う空間でも換気を意識できるかを考えます。いずれも家庭内での対応として挙げられた二つの行動を、具体的な場面に結びつけるための見方です。
SECTION 11
タオルや食器は家族で共用してよい?
家庭内での二次感染に気をつけるうえで、医院はタオルや食器の共用を避けるよう案内しています。洗面所で家族が同じタオルを使う場面や、食事で同じ食器を使う場面を思い浮かべると、何を分けておくか確認しやすくなります。マスクや換気とあわせ、日常的に家族で使う物にも目を向ける対応です。
ここで挙げられているのは、タオルと食器の共用を避けることです。特定の消毒方法や、いつまで共用を避けるかという期間まで、この案内から決めることはできません。家の中で使い回しが起きやすい物を確認しつつ、記載のない方法や日数を医院の指示として扱わないようにしましょう。
洗面所のタオルを使うときは、子どもが使うものと家族が使うものを区別できる置き方か、確認してみましょう。分けたつもりでも、手に取る場所が同じだと、どれを誰が使っているのか曖昧になりがちです。「共用を避ける」を実際の動作に当てはめ、家族それぞれが使うタオルを取り違えないかという視点で見直せます。
食事の場面では、食器を並べるときと、食べている途中の両方を思い浮かべると、家族で同じものを使う場面に気づきやすくなります。子どもの食器を用意していても、途中で別の家族がその食器を使うなら、共用を避けるという考え方とずれます。何を誰が使っているか、使う場面ごとに確かめてください。
SECTION 12
解熱したら、すぐ普段どおりに過ごせる?
熱が下がった後の安静と、登園・登校は別の話
熱が下がると、すぐに普段どおり過ごせるのか気になるかもしれません。医院は解熱後も数日は安静を保つよう案内しています。熱が下がったことだけを区切りにせず、家庭での過ごし方として安静を意識してください。
ただし、「解熱後も数日は安静」という案内は、登園・登校を何日後に再開できるかを定めたものではありません。家庭で安静に過ごす目安と、園や学校に戻る判断を同じ日数で扱わないことが大切です。解熱した日から一律に再開日を計算する根拠にはせず、まずは解熱後の家庭での過ごし方として受け止めましょう。
熱が下がった後、本人が遊びたがったり、家族の予定を戻したくなったりしても、解熱という一つの変化だけで家庭での過ごし方を切り替えないようにします。医院が案内する「解熱後も数日は安静を保つ」は、まず家での過ごし方についての説明として読み、普段の活動へ急いで戻す理由にはしないでください。
一方、登園や登校の予定を立てるときに、この「数日」をそのまま再開までの日数として数えることはできません。家庭で静かに過ごすことと、集団生活へ戻ることでは、答えようとしている問いが異なります。予定を尋ねられたときも、安静の案内だけを根拠に再開日を決めたように伝えないことが大切です。
家族の間では、熱が下がったこと、家庭で安静に過ごす予定、登園・登校についてまだ判断していないことを分けて共有すると、話が混ざりにくくなります。予定を調整する必要があっても、医院の案内に書かれていない再開条件を補って決めるのではなく、安静について示された範囲と、別に確かめるべき事項を区別しておきましょう。
SECTION 13
小児科に相談するとき、何をまとめておく?
相談前に、経過と周囲の状況を分けて整理
小児科で相談するときは、「熱がある」だけでなく、いつ発熱し、その後の体温がどう変わったかを伝えられるようにしておきましょう。咳・鼻水・のどの痛みなど、発熱以外に見られる症状も別に整理すると、受診時に伝える内容を振り返りやすくなります。医院が挙げる伝達事項は、発熱の開始時期と体温の経過、ほかの症状です。
受診時に伝える内容を確認するなら、次の項目を分けて考えます。
- 発熱が始まった時期と、その後の体温の経過
- 咳・鼻水・のどの痛みなどの症状
- 抗原検査を実施した場合は、その結果
- 家族や周囲の感染状況
抗原検査の結果は、検査を実施した場合に伝える項目です。検査をしていない場合まで、結果を用意する必要があるという案内ではありません。家族や周囲の感染状況も、子ども自身の症状や体温の経過とは分けて確認しておくと、相談時に伝え忘れにくくなります。
SECTION 14
夜間・休日の受診判断情報は、誰が使える?
診療時間外の情報は、対象と利用条件を先に確認
夜間や休日など、診療時間外に病院を受診するか迷ったとき、「こどもの救急」は判断の目安を提供しています。対象は生後1カ月から6歳までの子どもです。年齢が対象に入るかを先に確かめ、対象年齢外の子どもにも同じように使えるとは考えないようにしましょう。
利用する際は、利用規約を読んで同意することが条件です。サイトは診療時間外の受診判断に関する情報を提供しますが、子ども一人ひとりの安全や、診療開始まで待てるかどうかを判定するものではありません。病院を受診するかどうかの最終判断は家族自身で行うと案内されています。結果だけで迷いが解消しないときも、待てるという保証に置き換えないでください。
SECTION 15
受診を迷うとき、どこで相談先を確かめる?
受診するかどうか迷う場合、熊本県合志市の医院は相談を呼びかけています。ただし、この案内だけで診療時間外にも相談を受け付けているとは判断できません。利用するときは医院の公式サイトで受付方法と最新の連絡先を確かめ、相談先を確認してください。
家庭での対応とあわせ、医院が挙げる受診の目安をもう一度確認しましょう。
- 38℃以上の発熱が続いている
- 強い咳や呼吸のしづらさがある
- 水分が取れず、ぐったりしている
- 乳幼児で哺乳量が著しく減っている
熱の経過、咳や呼吸の様子、水分を取れているかを分けて振り返り、乳幼児なら哺乳量の変化も確認します。目安の一覧に症状が見当たらないことは、安全であることや翌朝まで待てることの根拠にはなりません。判断に迷いが残るなら、家庭で見た様子を整理して相談につなげましょう。
FAQ
よくある質問
抗原検査をしていなくても、受診時に症状を伝えられますか?
伝えられます。医院は、発熱の開始時期と体温の経過、咳・鼻水・のどの痛みなどを伝えるよう案内しています。抗原検査の結果は、検査を実施した場合に伝える情報なので、検査をしていなければ症状の経過を整理して相談してください。
解熱後の安静の案内だけで、登園する日を決められますか?
いいえ、その案内だけでは登園する日は決まりません。医院は解熱後も数日は安静を保つよう案内していますが、提示された資料には登園再開の日数や条件は記載されていません。再開の判断に必要な条件は、通っている施設の案内も確認してください。
7歳の子どもにも「こどもの救急」の判断結果を当てはめられますか?
対象年齢として示されているのは生後1カ月から6歳までで、7歳への適用は示されていません。夜間や休日に受診を迷う場合は、対象外の年齢に結果を当てはめず、利用できる相談先を確認してください。
運営者
たかしまこどもクリニック






