Newsお知らせ・お役立ち情報

副鼻腔炎|かぜのあとに色のついた鼻水や頭痛・顔の痛みが出たときの受診の目安

2026.10.19   子どもの症状

15歳以下の子どもで、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう、または呼吸が弱い場合は、通常の受診相談より先に119番へ通報してください。

かぜが治ったあとも黄色や緑色の鼻水が続くと、「副鼻腔炎だろうか」「いつ受診しようか」と迷うものです。鼻水が続いた日数に加え、頭痛や顔の痛み、発熱、咳や睡眠への影響を確かめ、相談時に伝えましょう。

SECTION 01

かぜのあとも色のついた鼻水が続くとき、最初に何を確認する?

かぜのあとに黄色や緑色の鼻水が続くと、鼻の症状に目が向きやすくなります。最初に確かめたいのは、いまのお子さんの呼吸や顔色です。厚生労働省は、15歳以下の子どもについて、次の状態をすぐに救急車を呼ぶ目安に挙げています。

  • 唇の色が紫色になっている。
  • 顔色が明らかに悪い。
  • 激しい咳やゼーゼーがあり、呼吸が苦しそうに見える。
  • 呼吸が弱い。

こうした状態があるときは、鼻水が出始めた日を思い出したり、通常の診療時間を調べたりするより、すぐに119番へ通報してください。鼻水の相談をしようとしていた場合も、いま見られる呼吸や顔色の変化を先に伝えることが大切です。

上の目安は、鼻水の色を使って副鼻腔炎かどうかを判定するものではありません。また、挙げた状態に当てはまらないことだけで、安全だと判断することもできません。受診について迷いが残る場合は、これから整理する経過をもとに相談しましょう。

「鼻水のこと」と「いま心配な様子」を分けて伝える

相談の入口では、気になっていることを一文にすると、何を相談したいかが整理しやすくなります。「かぜのあとも鼻水が続いている」「鼻水に加えて顔を痛がっている」など、実際に見聞きした内容から始めてみてください。病名を先に決める必要はありません。

家族の間で様子を共有するときも、「副鼻腔炎だと思う」という結論だけを伝えるより、どのようなことがあったかを伝えます。昼間に見ていた人と夜に見ていた人が違う場合は、それぞれが気づいたことを確かめると、相談時に伝えたい経過をまとめられます。

最初からすべての項目を調べ終える必要はありません。いま困っていることを先に伝え、鼻水が続いている期間や痛み、発熱、咳、眠りについて、分かる範囲を順に補っていく準備にしましょう。

相談する人が、その日の様子をずっと見ていたとは限りません。別の家族から引き継いだ場合は、「自分が見た様子」と「家族から聞いた様子」を区別しておくと、質問されたときに答えやすくなります。鼻水についての心配が中心でも、ほかに気になる変化を聞いているなら、その内容を相談先へ伝えましょう。

SECTION 02

副鼻腔炎とは、鼻のどこに起こる炎症?

副鼻腔は、鼻の周りにある空洞のことです。たかしまこどもクリニックは、副鼻腔炎を、その空洞に細菌やウイルスが感染して炎症が起こる病気と説明しています。病名の「副鼻腔」は場所を、「炎」は炎症が起きていることを表しています。

この説明を知ると、鼻水が続いて心配なときに、どの部分の病気について相談しているのかが分かります。一方で、鼻水が黄色や緑色であるという情報だけから、その子の病名や感染の原因が分かるわけではありません。一般的な病気の説明と、お子さん個人の状態についての判断は、分けて考えましょう。

長く続く場合と、いったん落ち着いてから気になる場合

医院の案内には、子どもの副鼻腔炎は繰り返したり、慢性化したりすることがあると書かれています。これは可能性についての説明であり、どのお子さんも繰り返す、長く続くという意味ではありません。今後の経過を家庭で決めつけるための説明ではなく、これまでの様子を相談する際の背景として受け止めてください。

たとえば、経過を話すための仮の例として、「かぜのあとから鼻水が途切れずに続いている」という場合と、「いったん気にならなくなった時期があり、そのあと再び鼻水が続いている」という場合があります。どちらも同じ病気だと決めるための例ではなく、相談時に経過を言葉にする例です。

前者であれば、続いている期間について伝えます。後者であれば、落ち着いていた時期があったことも添えられます。正確な日が思い出せないときは、分かっている範囲を伝えればよく、日にちを合わせるために記憶を埋める必要はありません。

病気の説明を読んでいて気になる言葉があれば、相談したいこととして残しておく方法もあります。「繰り返すという説明を読みましたが、今回の経過も含めて相談したいです」のように、読んだ一般的な説明と、実際の経過をつないで質問できます。

医院の説明では、こどもの副鼻腔はまだ発達の途中にあることが、大人との違いとして挙げられています。また、かぜに伴う感染だけでなく、アレルギー性鼻炎による鼻の粘膜の炎症も原因の項目にあります。鼻水が続く背景は一つとは限らないため、家族が原因を一つに決めるより、これまでに受けた診断や治療も含めて相談することにつながります。

SECTION 03

鼻水は何日続いたら受診を考える?痛みや発熱があるときは?

医院は、黄色・緑色の鼻水が1週間以上続いている場合を、早めに受診する目安の一つに挙げています。まず、色のついた鼻水にいつ頃から気づいているかを振り返ってみましょう。かぜの症状が出始めた時期と、色のついた鼻水が気になり始めた時期が違う場合は、その違いも相談時に伝えられます。

ただし、「1週間になるまで待つ」という意味ではありません。日数だけを受診するかどうかの線引きにせず、痛みや発熱、全身の様子、咳や睡眠への影響も一緒に確認してください。医院は次の状態も、早めの受診の目安として示しています。

  • 頭痛や顔の痛み、目の周りの腫れがある。
  • 高熱が続いている、またはぐったりしている。
  • 鼻水が喉に流れ、咳や睡眠の妨げになっている。

痛み・熱・夜の様子を、それぞれ具体的にする

「痛がっている」と伝える場合は、本人がどこを痛いと言っているかを、その言葉に沿って伝えます。頭が痛いのか、顔が痛いのか、目の周りに腫れが見られるのかという区別が、相談内容を整理する手がかりになります。本人が話していない部分まで、保護者の推測で付け足す必要はありません。

発熱については、熱があるかどうかだけでなく、いつから続いているかも伝えたい項目です。また、ぐったりしている様子が気になるのであれば、「熱のこと」とは別に、その様子を相談の最初に伝えてください。鼻水、熱、全身の様子を一つにまとめず、気になった内容をそれぞれ伝えましょう。

鼻水が喉に流れて咳が出たり、睡眠の妨げになったりしている場合も、鼻だけの問題として話を終えず、夜の様子を添えましょう。「咳で目が覚めていた」など、実際に見たことがある場合には、その場面を伝えられます。

たとえば、相談の言い方を考えるための仮の例なら、「鼻水が続いていることに加え、昨夜は咳で何度か目を覚ましていました」とまとめられます。回数が分からなければ、正確な数字を作らず「夜に咳で起きていたことが気になります」と伝える形でもかまいません。

この節で示したものは医院の早めの受診目安です。前の節で確認した厚生労働省の救急車を呼ぶ目安とは役割が違うため、通常の受診についての説明を、緊急時に待つ理由にはしないでください。

同じ医院のページは、においがまったく分からなくなったこと、口呼吸やいびきが目立つようになったことも、早めの受診について相談する材料に挙げています。鼻水の色と日数だけでは伝わらない変化なので、そうした様子が実際にある場合は併せて伝えましょう。

SECTION 04

受診前には鼻水や夜の様子をどう記録する?

受診時には、鼻水・鼻づまりが続いている期間、鼻水の色・量・状態、頭痛や顔の痛み、発熱の有無を伝えるよう、医院が案内しています。メモを作るなら、見たことと聞いたことを短く並べるだけで十分です。長い文章を仕上げるより、診察の場で思い出したい内容を残しておきましょう。

  1. いつ頃から気になっているかを振り返る。鼻水と鼻づまりで気づいた時期が違えば、それぞれ分かる範囲を残す。
  2. 鼻水の色・量・状態を書く。「黄色っぽい」「量が気になった」「サラサラしていた」など、実際の様子に沿う。
  3. 痛みや発熱の有無を確認する。本人が話せる場合は、訴えている場所や言葉も残す。
  4. 咳や睡眠への影響が実際にあった場合は、その場面を書く。日中と夜で違いに気づいたなら、その違いも添える。
  5. 分からないことは空欄や「分からない」のままにし、相談で確かめたいことを最後にまとめる。

一つの場面を、短い記録にしてみる

次は書き方を示す仮の記録例です。「鼻水が気になり始めたのはかぜのあと。色は黄色っぽい。夜は咳で起きていた。顔の痛みについては、本人にはまだ聞けていない」。このように、確認できたことと、まだ確認できていないことを分けて書くと、相談時の話の順番を考えやすくなります。

量の記録に、家庭で使う新しい単位や点数を決める必要はありません。「普段と比べて気になったか」「どの時間帯の様子を見ていたか」など、自分が説明できる言葉で残す方法があります。鼻水の色と量を一つの言葉にまとめず、別の項目にすると見返しやすくなります。

夜の様子を別の家族が見ていた場合は、その人が実際に気づいたことを聞いてみましょう。「夜は眠れていたと思う」とまとめる前に、咳が気になった場面があったか、目を覚ましていたことがあったかを確かめるためです。見ていなかった時間を、何も起きていない時間として記録しないようにします。

一行ずつ残すなら、「気づいた時期:」「鼻水・鼻づまり:」「痛み・熱:」「夜の咳と眠り:」「相談したいこと:」という見出しを使えます。たとえば痛みについて、本人が「痛くない」と話した場合と、まだ聞けていない場合では、残す言葉が違います。「ない」と「分からない」を分けることで、次に確かめたい点も見つけやすくなります。

メモを作り始めたのが今日でも、分かる範囲の経過から相談できます。毎日の記録がそろうまで受診の相談を延ばす必要はありません。記録は診断をつけるためのチェック表ではなく、保護者が気になっている変化を医療者に伝えるための道具として使ってください。

経過のメモには、アレルギー性鼻炎の有無、いま使っている薬、以前に副鼻腔炎と診断されたことがあるかも加えられます。いずれも医院が受診時に伝えてほしいと案内している項目です。薬について説明する際は、分かる範囲で名称や使い方を伝え、分からなければその旨を相談先へ知らせます。以前の診断があることは今回も同じ病気という意味ではなく、診察時に経過を確かめるための情報です。

SECTION 05

判断に迷いが残ったら、どこに相談する?

「鼻水は続いているけれど、どう相談を始めればよいか分からない」というときも、病名を自分で決めてから連絡する必要はありません。医院の病気と症状の案内は、受診を迷った場合には相談するよう呼びかけています。通常の受診については、医院の公式案内で受付方法などを確認し、小児科へ相談しましょう。

相談先では、いちばん困っていることから話す

用意したメモを最初からすべて読み上げるより、いま困っていることや心配なことを先に伝え、そのあと経過を補う形にできます。「鼻水が続いていて、受診について相談したいです」のように相談の目的を伝えると、何を確認したいのかが自分の中でも整理できます。

続いて聞かれたことには、分かる範囲で答えます。たとえば開始時期をはっきり覚えていない場合は、そのことを伝えたうえで、思い出せる出来事をもとに経過を説明します。相談のために、症状を重く見せたり軽く見せたりする必要はありません。

休日・夜間に、子どもの症状にどう対処すればよいか、病院を受診した方がよいかなど判断に迷う場合は、子ども医療電話相談事業の#8000も相談先です。厚生労働省の案内では、小児科医師・看護師に電話で相談できる仕組みとされています。

#8000の実施時間は都道府県によって異なります。利用するときは、厚生労働省が案内する、お住まいの都道府県の実施状況を確認してください。「全国共通の番号」であることと、「どの地域でも同じ時間に利用できる」ことは同じではありません。

医院の受付時間と#8000の実施時間も、それぞれの案内で確かめる項目です。受付方法や診療時間は医院の公式案内で、電話相談の利用時間はお住まいの都道府県の実施状況で確認してください。自分が見ている案内がどちらの窓口のものかを確かめてから、連絡先を選びましょう。

ただし、救急車を呼ぶ目安に当たる状態では、医院の通常受付や#8000への相談を先に済ませようとせず、119番通報を優先してください。相談先の利用時間を調べるために、必要な緊急の行動を遅らせないことが大切です。

通常の相談で不安が残ったときは、何について迷っているのかを、もう一度言葉にして伝えましょう。「夜の咳が気になる」「顔の痛みを訴えている」など、いま確かめたいことを具体的にすることが、次の行動を相談する入口になります。

相談を終える前には、案内された内容を手元に残しておくと、ほかの家族にも伝えられます。聞き取れなかった言葉や意味が分からなかった点は、その場で確かめましょう。受診について案内を受けた場合も、保護者が理解した内容を自分の言葉で確認する形にすると、何をするよう説明されたのかを整理できます。

運営者

たかしまこどもクリニック

For first-time patients

診療時間/アクセス

診療時間月火水木金土日祝
午前診療
AM 8:30~12:00
●●●●●●-
予防接種・乳児検診
PM 14:00~15:00
-(13:00~14:00)-
午後診療
PM 15:00~18:00
●-●●●●(14:00~16:00)-

※第2土曜日は休診

※日祝と火曜午後は休診です。
※予防接種と乳幼児健診は完全予約制ですので、お電話にてご予約下さい。

クリニック周辺地図

熊本県合志市幾久富1866-513

熊本市方面からも通いやすい立地にあり、専用駐車場を完備しています。
お車での来院が多い方も安心してご利用いただけます。