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保育園児の腹痛で迷うときの家庭で見るポイントと受診の目安

2026.10.7   子どもの症状

保育園児が腹痛を訴えたとき、痛みの原因を家庭だけで決めることはできません。まず今の状態を確かめましょう。厚生労働省は15歳以下の子どもについて、激しいおなかの痛みで苦しがる、嘔吐が止まらない、便に血がまじったなどを、すぐに救急車を呼ぶ目安に挙げています。こうした状態では119番を優先してください。

緊急の状態を確認した後は、腹痛と一緒に見られる嘔吐、下痢、発熱、元気さ、水分や尿の様子を、見えたことと分からないことに分けて伝えます。記事の確認項目だけで安全や待てる時間を決めず、不安が残る場合は受診について相談してください。休日・夜間に受診を迷うときの#8000は、都道府県ごとに実施時間が異なります。緊急時の119番に代わるものではありません。

SECTION 01

腹痛を訴えたとき、最初に119番の条件をどう確認する?

保育園児がおなかを痛がったら、まず今の状態を見てください。厚生労働省が示す15歳以下の子どもの目安では、「激しいおなかの痛みで苦しがる」「嘔吐が止まらない」「便に血がまじった」場合は、すぐに救急車を呼びます。通常の受診相談を先に済ませようとせず、119番に連絡してください。

痛み以外の状態も同時に確認

同じ目安には、「激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない」という条件もあります。下痢や嘔吐があるというだけで、この複数の条件を満たすと読み替えず、水分が取れるか、食欲や意識はどうかを併せて確認してください。一方、挙げられた状態が見られないことだけで、待ってよいとは判断できません。

SECTION 02

腹痛と一緒に吐いているとき、回数の変化は?

腹痛に吐き気や嘔吐も伴うときは、何度も繰り返し吐いているかを確認してください。日本小児科学会の「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の吐き気の項目にも、繰り返し吐くかどうかが挙げられています。子どもが吐いた場面を見た人が複数いるなら、分かる範囲で回数と経過を整理すると、相談時に状態を伝えやすくなります。

「何度も」は確認する項目であり、この項目だけから119番を呼ぶ条件や、待てる時間を決めるものではありません。吐く回数だけに気を取られず、今も吐いているのか、ほかにどのような変化があるのかも整理してください。吐き気や嘔吐がない場合に、この項目を腹痛だけの判断基準として使うことはできません。

SECTION 03

吐いたものに血や黄色・緑色が見えるときは?

吐いたものの見た目を伝える

腹痛に吐き気や嘔吐を伴い、吐いたものを確認できるときは、血が見えるか、黄色または緑色のものが見えるかを確かめてください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の吐き気の項目では、「血もしくは胆汁(黄色または緑色)を吐いた」かが挙げられています。相談するときは、見たままの色や状態を伝え、色から原因や病名を決めつけないようにします。

吐いたものを見ていない場合は、確認できなかったこともそのまま伝えてください。色の確認は吐き気や嘔吐がある場面の観察であり、腹痛だけから原因を推測するためのものではありません。

SECTION 04

吐き気とともに激しくおなかを痛がるときは?

吐き気や嘔吐とともにおなかを痛がる場合は、子どもが「激しくおなかを痛がる」状態かを見てください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の吐き気の項目には、この痛がり方が確認項目として載っています。相談するときは、単に「腹痛がある」だけでなく、今どのように痛がっているかを伝えると、状態の違いが伝わります。

これは吐き気のある場面で確認する項目です。腹痛だけがある子どもについて、この項目をそのまま救急車を呼ぶ基準や受診時期の基準に置き換えることはできません。痛みの原因を家庭で決めるのではなく、吐き気や嘔吐を伴っているかという前提も含めて状態を整理してください。

SECTION 05

吐き気があるとき、便に血が混ざっていないか?

吐き気や嘔吐を伴っているなら、吐いたものだけでなく、うんちに血が混ざっていないかも確認してください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の吐き気の項目には、「うんちに血が混ざった」かという問いがあります。便を実際に確認できたか、血が見えたかを分けて伝えると、見ていない状態を「血はない」と取り違えずに済みます。

この項目は、吐き気や嘔吐があるときに併せて見る便の状態です。項目に載っているという理由だけで119番の条件を決めず、救急車を呼ぶ目安は公的資料に示された子どもの条件として別に確認してください。

腹痛に吐き気や嘔吐もあるとき、便をまだ見ていない場合と、見たうえで血が見えなかった場合は、相談時に区別して伝えましょう。保育園で排便したと聞いたものの便の状態までは分からない場合は、そのまま「園で出たと聞いたが、便は見ていない」と説明できます。帰宅後に確認できた便があれば、そのとき見えたものを伝えます。前に見た便の記憶だけで、今の便にも血が混ざっていないと扱わないことが、確認できた範囲を正確に共有する助けになります。

血のように見えるものに気づいた場合は、保護者が実際に見た便なのか、園からそう聞いたのかをまず分けておきましょう。気づいた場面を伝える際も、色だけから腹痛の原因を推測するのではなく、吐き気や嘔吐があることと便で気づいたことを別々に説明します。見え方に迷うなら、確信がないまま断定せず「血かどうかは分からないが、このように見えた」と伝えられます。この確認項目を、そのまま119番を呼ぶ条件に置き換えず、救急車の目安は公的資料の子どもの条件として確認してください。

SECTION 06

下痢を伴うとき、血便は見られる?

下痢を伴う場合の便の確認

腹痛とともに下痢があるときは、便に血が見られるかを確かめてください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の下痢の項目には、「血便になっている」かが挙げられています。相談する際は、下痢があることと、血が見えたかどうかを分けて伝えましょう。便を見ていないなら、その点も区別して伝えます。

ここでの血便は、下痢を伴う場面で確認する項目です。この項目だけを根拠に119番要請の条件を言い換えることはできません。また、血が見えなかったことだけで、腹痛や下痢について相談が不要だとは判断しないでください。

腹痛と下痢が重なった場合は、便の状態を確かめられた場面と、確かめられなかった場面を切り分けてください。保育園から「下痢をした」と連絡があっても、便そのものを保護者が見ていなければ、血が見えたかどうかは分かりません。園で聞いた内容があればその言葉を伝え、帰宅後に便を見たなら、そのときの観察として伝えましょう。見ていない便までまとめて「血便はない」と言わず、下痢について分かっていることの範囲を示すことが大切です。

相談時には、腹痛を訴えた場面と下痢があった場面を混同せず、便に血が見えたと感じたなら、いつの便を誰が確認したのかを添えましょう。血かどうか判然としない見え方なら、判断を加えず、そのまま説明できます。便を確認できた場合でも、その一回の見え方だけを下痢の経過全体に当てはめる必要はありません。血便は下痢があるときの確認項目ですが、この項目の有無だけで腹痛についての判断や119番要請の条件を決めず、相談時の情報として整理してください。

SECTION 07

下痢があるとき、目の様子に変化は?

腹痛に下痢を伴う場合は、便の状態に加えて、子どもの目がくぼんでいるかを見てください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の下痢の項目には、目がくぼんでいるかが確認項目として載っています。相談するときには、目の様子を確認できたか、気になる変化が見られたかを、そのまま伝えましょう。

目の様子だけで腹痛や下痢の原因を決めることはできません。くぼんでいるように見えない場合も、それを安全の保証や相談を先延ばしにする理由にはしないでください。この確認は下痢を伴う場面のものであり、腹痛だけの受診時期を決める基準ではありません。

SECTION 08

下痢があるとき、唇や口の中は乾いている?

腹痛とともに下痢があるときは、くちびるや口の中が乾燥しているかも確認してください。「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の下痢の項目に挙げられている観察点です。相談時には、乾燥が見られたか、口の中まで確認できたかを分けて伝えると、見ていない部分を「乾燥していない」と取り違えずに済みます。

乾燥があるかないかだけで、脱水などの診断はできません。乾燥が見られないことも、腹痛や下痢について待ってよいという保証にはなりません。口の状態は下痢を伴うときの確認項目として扱い、ほかに気になる変化があれば、それも併せて相談時に伝えてください。

SECTION 09

38℃以上の発熱もあるとき、元気さはどう変わった?

腹痛に発熱が重なったら、普段との違いを見る

腹痛に38℃以上の発熱もあるときは、元気がなく、ぐったりしているかを確認します。いつもなら話しかけると反応する子が、今はどのような様子か。保護者が見た変化を、そのまま相談時に伝えられるようにしておきましょう。

反対に、元気があるように見えることも、発熱の確認項目の一つです。ただし、元気さだけで腹痛の受診時期は決まりません。ぐったりしているかどうかを確かめたうえで、腹痛の経過やほかに見られる症状も分けて伝えることが大切です。

38℃以上の発熱を伴う場面では、「元気があるか」を一度だけ確かめて終わりにせず、保育園で腹痛を訴えたと聞いたとき、迎えに行ったとき、帰宅後に話しかけたときの様子を順に思い出してみましょう。園での様子を直接見ていなければ、先生から聞いたことと保護者が見たことを分けておくと、変化の始まりを相談相手に伝えやすくなります。普段の反応を知る人が見て、どの場面で違いに気づいたかも大切な情報です。

「ぐったりしている」と感じた場合は、その言葉に加えて、呼びかけたときにどんな反応があったか、いつもの会話や遊び方と何が違ったかを具体的に伝えましょう。逆に、あるときは普段に近い様子でも、別のときに元気がないと感じたなら、両方をそのまま伝えてかまいません。元気さの変化を腹痛や発熱の経過と並べるのは、相談時に状況を共有するためです。元気そうに見えた一場面だけで、腹痛についていつ受診するかを決めることはできません。

SECTION 10

発熱もあるとき、水分は取れている?

腹痛とともに38℃以上の発熱がある場合は、水分が取れているかも確認します。「飲めた」と答える前に、今の様子を振り返り、取れているかどうかを相談時に伝えられるようにしましょう。発熱がない腹痛について、この項目だけを当てはめて判断するものではありません。

水分が取れていることは確認材料の一つですが、それだけで家庭で経過を見てよいとは決められません。腹痛を訴え始めてからの様子と、発熱に伴って気づいた変化を一緒に整理してください。「取れているから大丈夫」と結論づけず、判断に迷う点を相談時に伝えましょう。

腹痛に38℃以上の発熱もあるとき、水分については「今日、飲めた」という記憶と「今も取れているか」を分けて振り返ると、相談時の説明が具体的になります。保育園で飲んだと聞いた分は先生からの情報、帰宅後に口にした様子は保護者が見た情報として整理しましょう。飲む機会があったのに手をつけなかったのか、飲もうとしてどのような様子だったのかも、実際に見た範囲で言葉にします。量を正確に把握できない場合は、推測で埋める必要はありません。

相談先には、発熱と腹痛を訴えていることを先に伝え、そのうえで水分を取る様子について「園では確認できていない」「帰宅後は飲むところを見た」など、確認できた範囲を添えてください。園からの連絡時点と帰宅後とで様子が違えば、どちらか一方にまとめずに伝えるほうが経過を共有しやすくなります。水分が取れているという情報は発熱時の確認材料ですが、その一点を理由に腹痛の経過を見てよいと結論づけないでください。

SECTION 11

発熱もあるとき、尿やおむつはいつも通り?

おむつを使っている子は、いつもとの違いも

腹痛に38℃以上の発熱が重なっているときは、おしっこが出ているかを確かめます。おむつを使っている子なら、いつもの通り濡れているかも確認してください。相談するときには、確認した時点の様子を「出ている」「いつもと違う」など、見た通りに伝えられます。

尿やおむつの状態は、発熱時に確認する項目の一つです。それだけから腹痛の原因を推測したり、緊急性を決めたりはできません。普段との違いに気づいた場合も、尿のことだけを切り離さず、腹痛と発熱の経過と合わせて相談しましょう。

38℃以上の発熱と腹痛が重なったとき、保育園から帰宅したばかりなら、日中のおしっこの様子を保護者が直接知らないこともあります。園から聞いた内容と、自宅で確認した内容を混ぜずに整理しましょう。おむつを使う子は、交換したときに濡れていたか、その様子が普段とどう違って見えたかを振り返ります。トイレを使う子についても、実際に出たことを確認したのか、本人から聞いたのかを分けておくと、相談時に伝わりやすくなります。

「おしっこが出ていない」と伝える前に、いつから確認できていないのかと、確認できない時間帯があるかを整理してください。保育園にいた間を見ていなければ、知らないこととして伝えてよく、空白を想像で補う必要はありません。帰宅後におむつを見た時点の状態など、確かめた場面を添えれば、聞き手も情報の範囲を把握できます。尿やおむつの様子に変化があっても、それだけから腹痛の原因を決めたり、緊急性を判定したりせず、腹痛と発熱の経過も併せて相談しましょう。

SECTION 12

せきやゼェゼェもあるとき、呼吸の様子は?

腹痛だけでなく、せきやゼェゼェする呼吸も見られるときは、胸が凹むような、ペコペコした呼吸をしていないかを確認します。呼吸に合わせて胸がどう動いているかを見て、気づいた様子を相談時に具体的に伝えましょう。腹痛そのものの強さを、この胸の動きから判断するための項目ではありません。

これは、せきやゼェゼェする場合に確認する項目です。呼吸の症状がない腹痛にまで当てはめたり、胸が凹んでいないことだけを安心の根拠にしたりしないでください。腹痛に加えて呼吸の様子にも変化があるなら、両方の様子を分けて伝えると、何を見たのかが明確になります。

SECTION 13

症状別の確認ページは、保育園児なら誰でも使える?

年齢と時間帯を確かめてから使う

「こどもの救急(ONLINE-QQ)」が対象としているのは、生後1カ月から6歳までの子どもです。保育園に通っているというだけで、全員が対象になるわけではありません。まず子どもの年齢がこの範囲に入るかを確かめてください。

このサイトは、夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断するための目安を提供しています。対象年齢であっても、画面の結果に最終判断を委ねるものではありません。腹痛と一緒に見られる症状を確かめる際は、利用する場面が診療時間外かどうかも確認しましょう。

SECTION 14

休日・夜間に受診を迷ったら、#8000には何を相談できる?

休日・夜間に子どもの症状への対処や、病院を受診するかどうかで判断に迷ったときは、#8000で小児科医師・看護師に電話で相談できます。腹痛を訴えていて、ほかの症状も気になる場合は、何に迷っているのかを整理して話しましょう。相談は、保護者が判断に迷うときのためのものです。

ただし、119番が必要な状態で#8000への電話を先にするものではありません。救急車を呼ぶべき状態なら、その行動を優先してください。休日・夜間だから一律に#8000へかけるのではなく、まず今の状態を確かめ、受診や対処について判断に迷う場合の相談先として区別しましょう。

SECTION 15

熊本県で#8000を使う前に、何を確かめる?

利用できる時間は居住地で確認

#8000の実施時間は都道府県別に示されています。合志市や周辺に住んでいる場合も、利用を考える際には、居住する都道府県の最新の実施状況を確認してください。全国共通の番号であっても、どの時間に相談できるかは、住んでいる地域の情報を確かめる必要があります。

実施時間を調べるときは、厚生労働省ホームページの「子ども医療電話相談実施状況」で、お住まいの都道府県の案内を確認できます。熊本県の具体的な時間を思い込みで決めず、その時点の情報を見てください。相談したい時間に利用できるかを、地域の実施状況に照らして確かめましょう。

FAQ

よくある質問

腹痛で救急車を呼ぶ目安には、どのようなものがありますか?

厚生労働省は15歳以下の子どもについて、激しいおなかの痛みで苦しがる、嘔吐が止まらない、便に血がまじったなどを目安に挙げています。当てはまる状態では119番を優先し、通常の予約や相談窓口を調べ終えるまで待たないでください。

吐き気があるとき、どのような変化を相談時に伝えますか?

何度も繰り返し吐くか、吐いたものに血や黄色・緑色が見えるか、激しくおなかを痛がるかなど、確認できたことを分けて伝えます。症状名だけから原因を決めず、今の状態が救急の目安に当たる場合は119番を優先してください。

#8000は、いつでも利用できますか?

実施時間は都道府県ごとに異なります。休日・夜間に子どもの症状への対処や受診について迷う場合の相談先として、住んでいる都道府県の最新の実施状況を確かめてください。救急車を呼ぶ目安に当たる状態では#8000を待たず119番へ連絡してください。

運営者

たかしまこどもクリニック

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診療時間/アクセス

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午前診療
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予防接種・乳児検診
PM 14:00~15:00
-(13:00~14:00)-
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※日祝と火曜午後は休診です。
※予防接種と乳幼児健診は完全予約制ですので、お電話にてご予約下さい。

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熊本県合志市幾久富1866-513

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