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肺機能検査(スパイロメトリー)|喘息の診断や治療の効果を確かめる検査で知っておきたいこと

咳が続く子どもに「肺機能検査をしましょう」と言われると、何をする検査なのか、うちの子にもできるのかが気になるものです。たかしまこどもクリニックが案内するスパイロメトリーは、息を十分に吸ってから、できるだけ早く強く吐いて、肺の容積や空気を出し入れする働きを調べる検査です。

医院では、呼吸を十分にコントロールできる子どもを対象に、主に気管支喘息の診断や治療効果の判定に用いています。年齢だけで受けられるかを決めるのではなく、息の吐き方に不安があることや、今の咳・呼吸の様子を診察時に伝えてください。呼吸が苦しそうな場合は、予定している検査の相談とは分けて、状態に応じた対応が必要です。

SECTION 01

咳が続いて検査をすすめられたら、まず何を確かめる?

咳が続く子どもに肺機能検査をすすめられると、「咳の原因がもう分かったのだろうか」と気になるかもしれません。医院の気管支喘息の案内では、長引く咳を受診の目安に挙げていますが、咳が長引くことだけで喘息と決まるわけではありません。検査について聞くことと、今の咳について相談することは分けて考えましょう。

医院が案内するスパイロメトリーは、肺の容積や空気を出し入れする働きを調べる検査です。検査をすすめられた理由が気になるときは、「この検査では何を調べるのか」を確かめるとともに、咳が続いていることを診察時に伝えてください。検査の説明だけで、目の前の咳の相談が済んだと考える必要はありません。

SECTION 02

肺のどんな働きを調べる検査?

調べるのは肺の容積と換気機能

医院が案内する肺機能検査機器は、スパイロメトリーです。調べる対象として挙げられているのは、肺の容積と、空気を出し入れする換気機能。保護者が検査の説明を聞くときは、「肺のどのような働きを調べるのか」という問いに、この二つを対応させると分かりやすくなります。

「肺機能検査」という名前から検査の様子を思い浮かべにくくても、まずは肺の容積と空気の出し入れを調べるもの、と捉えてください。そのうえで、子どもが実際にどのような呼吸をするのかを聞くと、検査の対象と検査中の動作を混同せずに確認できます。

保護者が「肺に問題があるという意味ですか」と気になったときも、検査で調べる対象と、その子についての判断を分けて聞くことができます。医院の案内は、スパイロメトリーで肺の容積や換気機能を調べるというものです。説明中に「肺の働き」という言葉が出たら、「今お話しされているのは容積と空気の出し入れのどちらですか」と確認してみてください。何を調べる検査なのかが分かれば、その後に聞きたいことも整理できます。

SECTION 03

息はどのように吸って吐く?

十分に吸ってから、早く強く吐く

医院の案内では、スパイロメトリーの検査時に、まず息を十分に吸い込み、それからできるだけ早く吐きます。吐くときには、早さだけでなく強く吐くことも必要です。「息を吐けばよい」という説明では動作の大事な部分が抜けてしまうため、吸う量、吐き始めの早さ、吐く強さを一続きの動作として捉えてください。

子どもに検査の話をするときも、「大きく吸った後、できるだけ早く、強く吐く」という順序を伝えると、何を求められるのかを共有しやすくなります。普段の呼吸のままで受ける検査だと思っていた場合は、この吐き方について診察時に確認しておきましょう。

子どもへの説明では、吸う動作と吐く動作を別々に伝えるより、「十分に吸い込んだ後、できるだけ早く強く吐く」という流れで話すと、どの部分が気になっているかを尋ねやすくなります。「大きく吸うところは分かるけれど、強く吐くという意味が分かりにくい」といった本人の反応も、診察時に伝える言葉にできます。保護者ができるかどうかを決めるためではなく、疑問を具体的にするための確認です。

SECTION 04

受けられるかは年齢だけで決まる?

「何歳から受けられるのか」は気になる点ですが、医院の肺機能検査の案内は、一律の対象年齢ではなく、呼吸を十分にコントロールできる子どもを対象としています。息を強く吐く必要があるため、年齢の数字だけを見て、受けられるとも受けられないとも決めないことが大切です。

同じ年齢の子どもについて聞いた話も、目の前の子どもの受検可否を決める材料にはなりません。検査をすすめられていても、本人が必要な呼吸操作をできるか気になるなら、その不安を診察時に伝えてください。案内にある対象条件と、個々の子どもが検査を受けられるかどうかは、分けて確認しましょう。

受けられるかを相談するときは、年齢を伝えるだけで終わらせず、呼吸の操作について気になっている点を言葉にしてみてください。たとえば、説明を聞いて動作を試そうとする様子があるのか、途中で戸惑いそうなのかなど、保護者が実際に見ていることを伝える形です。家庭での様子だけで受検可否を判断せず、医院が示す「呼吸を十分にコントロールできる」という条件について相談するための材料にします。

SECTION 05

強く息を吐けるか心配なときは?

気になるのは、吸う・吐く動作を続けられるか

息を強く吐けるか心配なときは、「十分に吸ってから、できるだけ早く強く吐く」という動作のどこが難しそうかを、診察時に具体的に伝えましょう。たとえば、吸った後にすぐ吐くことを本人が理解できるか、強く吐くように伝えると戸惑うか、といった心配です。医院が対象としているのは、必要な呼吸を十分にコントロールできる子どもです。

家庭で動作を試してうまくできたとしても、それだけで受検できるとは決められません。反対に、一度うまくできなかったことだけで、検査を受けられないと決める必要もありません。試した際の様子は合否の判断にせず、本人の呼吸操作について相談するための情報として伝えてください。

SECTION 06

喘息の診断では何のために使う?

医院は、子どもの肺機能検査を主に気管支喘息の診断に使用しています。咳が続いて検査をすすめられたときは、喘息について調べる場面で用いられる検査だと理解できます。ただし、「診断に使用する」ことと、「この検査だけでその子の喘息が確定する」ことは同じではありません。

検査を受ける前に目的を確かめたいなら、「今回は喘息の診断について、どのような目的で使うのか」と聞いてみてください。検査をすすめられた事実だけから病名を受け止めたり、結果だけで結論が出ると考えたりせず、その子についての説明を診察時に確認することが大切です。

たとえば「咳が続くので喘息かもしれないと言われた」と受け止めているなら、その言葉が検査の目的を示すものなのか、その子についての判断を示すものなのかを確かめてください。医院が肺機能検査を診断に使用するという案内は、個別の結果だけで病名が決まるという説明ではありません。「今回の結果を、その子についてどう考えるのか」と尋ね、説明の中で分からなかった点はその場で聞き直しましょう。

SECTION 07

治療中にも検査を使うのはなぜ?

診断時だけでなく、治療効果の判定にも

医院の案内では、子どもの肺機能検査は、主に気管支喘息の診断だけでなく、治療効果の判定にも使われています。すでに治療について相談している子どもが検査をすすめられた場合、初めて病名を調べるためだけの検査とは限りません。今回の検査がどちらの目的なのかを聞くと、説明を受け止めやすくなります。

「治療効果の判定に使う」といっても、検査を受ければ必ず効果があると分かる、という意味ではありません。また、ほかの子どもと同じ結果になるともいえません。検査を行う目的と、その子についてどのように考えるかを分けて、診察時に確認してください。

治療効果について説明を聞く際は、「検査をすること」と「その子にとって治療がどう評価されるか」を混同しないようにしましょう。結果を聞く場面では、「今回は治療について何を確かめるための検査でしたか」「この子については、結果をどう受け止めればよいですか」と尋ねることができます。検査の用途を知っておくことは、効果があったと決めつけるためではなく、その子についての説明を確かめるための準備です。

SECTION 08

咳が出る時間帯はどう伝える?

「いつ」「どのくらい」を分けて伝える

医院の喘息案内では、受診時に伝えてほしいこととして、症状が出る頻度と時間帯を挙げています。咳について相談するときは、「夜に出る」という時間帯だけでなく、どのくらいの頻度で出るのかも分けて伝えましょう。思い出せる範囲で、普段の様子と気になった場面を整理しておくと、診察時に伝えたいことが明確になります。

医院は気管支喘息について、夜間や早朝、運動後、風邪をきっかけに症状が悪化しやすいと説明する一方、症状の出方には個人差があるとしています。そうした場面で咳が気になった場合は、いつ、何をした後だったかを伝えてください。ただし、咳が出た時間帯やきっかけだけで、その子の病名を決めることはできません。

SECTION 09

咳や呼吸の様子は何を伝える?

咳と呼吸を分けて伝える

喘息について相談する際、医院は咳や呼吸の様子を伝えてほしい事項に挙げています。咳について話すときは、どのような咳が気になったかを、呼吸について話すときは、息苦しそうに見えたか、普段と違う呼吸音が聞こえたかなどを分けて伝えると、診察で確かめたいことが明確になります。

診察室では落ち着いていても、家では呼吸の様子が気になったという場合は、そのとき見聞きしたことをそのまま伝えてください。保護者が咳の様子だけから緊急性を判定したり、病名を決めたりする必要はありません。今まさに呼吸が苦しそうな場合は、以前の咳の記録を整理することより、現在の状態を伝えることを優先してください。

SECTION 10

運動後や風邪の後の変化は関係する?

変化が見られた場面を振り返る

医院の気管支喘息の説明では、夜間や早朝、運動後、風邪をきっかけに症状が悪化しやすく、症状の出方には個人差があるとされています。咳が気になり始めたのが運動の後か、風邪の後か、あるいは特定の時間帯かを振り返り、思い当たる場面を診察時に伝えてください。いつも同じ場面で起きるとは限らないため、当てはまらないこともそのまま伝えて構いません。

「運動後に咳が出た」「風邪の後も咳が気になる」という順序は、相談時の手がかりにはなりますが、それだけで運動や風邪がその子の咳の原因だとは決められません。症状が出る場面を説明するときは、実際に見た変化と、原因についての推測を分けて話しましょう。

SECTION 11

使っている吸入薬や内服薬は伝える?

薬の情報と検査前の扱いは別に考える

喘息について受診する際、医院は使用中の吸入薬や内服薬を伝えるよう案内しています。薬を使っているなら、何を使用中かを診察時に伝え、薬について気になることも相談してください。症状が落ち着いている時期の薬についても、使用中であれば伝える事項から外さないようにします。

すでに医師から治療の指示を受けている場合、医院は症状が落ち着いている時も指示どおり治療を続けることを家庭での対応として案内しています。一方、薬の情報を受診時に伝えるという案内は、検査に備えて薬をやめたり量を変えたりする指示ではありません。検査前の吸入薬や内服薬の扱いが分からないときは、自己判断で変更せず、診察時に確認してください。

SECTION 12

アレルギーの有無も伝える?

喘息について相談する受診時には、医院が伝えてほしい事項の一つにアレルギーの有無を挙げています。咳の様子や使用中の薬を話した後でも、アレルギーについて分かっていることがあれば、別の情報として伝えてください。有無がはっきりしない場合は、分からないまま相談すればよく、受診前に保護者が結論を出す必要はありません。

アレルギーがあると分かっていても、そのことだけで今の咳を喘息と判断することはできません。反対に、アレルギーがない、あるいは確認できていないというだけで、咳についての相談を省く理由にもなりません。症状について見聞きしたことと、アレルギーについて把握していることを分けて伝えると、診察での相談内容を整理しやすくなります。

SECTION 13

来院時に呼吸が苦しそうで顔色も悪いときは?

到着した時点の状態を受付へ

医院に来院したとき、子どもの呼吸が苦しそうで、かつ顔色も悪い場合は、受付でその状態を申し出るよう医院は案内しています。咳について予定していた相談や検査の話を始める前でも、到着時に見ている呼吸と顔色を伝えてください。以前は落ち着いていたとしても、受付で伝えるのは来院した時点の状態です。

この案内は、来院時に受付へ知らせるためのものであり、救急車を呼ぶかどうかの基準ではありません。また、診察の順番が変わるかどうかを保護者が決めるためのものでもありません。呼吸が苦しそうで顔色も悪いなら、順番を待ちながら様子を見続けるのではなく、まず受付に申し出てください。

SECTION 14

予定した検査を待たず、すぐ119番へ連絡するのは?

通常の検査相談より先に考える状態

厚生労働省『こんな時は迷わず119へ』は、子どもの唇が紫色の場合を救急車を呼ぶ目安に挙げています。検査の予定があっても、唇が紫色になっているなら、検査で咳の原因を相談する順番を待つ場面として扱わず、すぐ119番へ連絡してください。これは、来院後に受付へ申し出るという医院の案内とは別の、公的な救急車利用の目安です。

同じ案内は、激しい咳やゼーゼーがあり、呼吸が苦しそうな場合も救急車を呼ぶ目安としています。単に咳が出ていることと、「激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそう」という状態を混同しないでください。一方、この二つの目安が見られないことだけで、安全だ、予定した検査まで待てると判断することもできません。現在の呼吸の状態が気になるときは、検査の準備よりその状態についての相談を優先してください。

SECTION 15

検査の前に小児科で何を確認する?

診察でつなげて相談したいこと

スパイロメトリーでは、息を十分に吸ってから、できるだけ早く強く吐きます。医院は、この呼吸の操作を十分にコントロールできる子どもを検査の対象とし、子どもの検査を主に気管支喘息の診断や治療効果の判定に使用しています。強く吐く操作ができるか心配なら、年齢だけで受けられると決めず、子どもが息の出し方を調整できそうかを診察時に相談してください。

相談するときは、何を確かめるために検査を考えているのかという疑問とともに、咳が出る頻度や時間帯、咳と呼吸の様子、使用中の吸入薬や内服薬を伝えてください。検査を受けられるか、検査前の薬をどう扱うかは、この情報だけで保護者が決めることではありません。息を強く吐くことへの不安や薬について分からない点を、具体的に質問しましょう。

FAQ

よくある質問

小さい子でも年齢を満たせば肺機能検査を受けられますか?

年齢だけでは受けられるか決まりません。医院は、十分に吸った後に強く吐くため、呼吸を十分にコントロールできる子どもを対象としています。お子さんがその動作をできるか心配な場合は、診察時に具体的に伝えて確認してください。

検査を受ける前に、いつもの吸入薬をやめたほうがよいですか?

この案内だけでは、検査前に薬を変更する必要があるか決められません。医院は使用中の吸入薬や内服薬を受診時に伝えるよう案内しています。現在使っている薬を伝え、検査前の扱いを診察時に確認してください。

検査を予定していても、激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそうなら待ってよいですか?

予定した検査を待つ判断にはできません。厚生労働省は、子どもが激しい咳やゼーゼーで呼吸が苦しそうな場合を救急車を呼ぶ目安としています。その状態であれば、通常の検査相談とは分けてすぐ119番へ連絡してください。

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-(13:00~14:00)-
午後診療
PM 15:00~18:00
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※予防接種と乳幼児健診は完全予約制ですので、お電話にてご予約下さい。

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