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寒い季節に増える子どもの発熱で注意したいこと
冬になると、子どもの発熱で心配になる保護者の方が増えてきます。発熱は子どもの成長過程でよくみられる症状ですが、寒い季節ならではの注意点や対応方法も知っておきたいものです。
本記事では、冬に増える子どもの発熱について、小児科医監修のもとで詳しく解説します。ご家庭での適切なケアや、受診の目安、不安な時の相談先についてご案内していますので、ぜひご参考にしてください。
SECTION 01
寒い季節と子どもの発熱の特徴
寒い季節には、子どもの発熱で受診されるご家庭が多くなります。冬場は空気が乾燥し、ウイルスが活発化するため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、その結果、発熱も増加しやすいのが特徴です。
小児の場合は免疫力が大人ほど発達していないため、体温のコントロールが未熟です。特に冬場は気温差や感染症の流行が影響し、急な高熱もしばしば見られますが、冷静な観察が大切です。
発熱=重病とは限りませんが、お子さまの普段の様子と比べて変化がないか、注意深く観察しましょう。元気や食欲をよく見て、不安があれば小児科の受診をご検討ください。
SECTION 02
なぜ冬に発熱が増えるのか
冬は多くのウイルスが活性化し、インフルエンザやRSウイルスなどの感染症が流行します。子ども同士の集団生活や、家庭内での感染拡大も冬場によく見られる現象です。
また、寒さによる体へのストレスや、室内外の気温差が子どもの体調に影響しやすくなります。発熱は、体がウイルスと戦っているサインであり、基本的には体を守る反応でもあります。
保護者としては、感染予防とこまめな健康チェックを心がけるとともに、発熱時の対応戦略についても準備しておくと安心です。
SECTION 03
代表的な原因ウイルスや感染症
冬の子どもの発熱の原因の多くはウイルス感染です。インフルエンザ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ノロウイルスやロタウイルスなど、さまざまなウイルスが冬場に流行します。
これらの感染症は、発熱だけでなく咳や鼻水、下痢や嘔吐を伴うこともあります。原因を家庭で断定するのは難しいため、症状が気になる際は早めにかかりつけの小児科にご相談ください。
特定のウイルス感染かどうかは、症状や経過、必要に応じて検査などもふまえて判断する必要があります。
SECTION 04
家庭でよく見られる発熱時の症状
発熱とともに、食欲不振、顔色不良、元気の低下、睡眠の変化などの症状が見られることがあります。寒い季節特有の咳や鼻水が加わる場合も珍しくありません。
さらに、発熱の初期には手足が冷たいこともありますが、これは体温が上がりきる前によく見られる現象です。観察する際は、呼吸や意識状態、排尿や水分摂取の様子にも注目しましょう。
こうした症状の現れ方には個人差があります。普段と比べて元気がない、様子が著しく違う場合には、自己判断せず小児科へご相談ください。
SECTION 05
受診の目安と観察ポイント
ご家庭でできることはたくさんありますが、発熱時には次のような観察ポイントが大切です。
- 顔色や呼吸・意識が普段通りか
- 水分がしっかり摂れて尿も出ているか
- 元気や食欲があるか
- 高熱が続くか、繰り返す熱があるか
普段と違う様子、ぐったりしている、呼吸が速い・苦しそう、意識がぼんやりしているなどの場合は、早めに医療機関にご相談下さい。「大丈夫かな?」と迷った場合も、遠慮せず小児科に相談しましょう。
SECTION 06
家庭でできる発熱時のケア方法
発熱しても、本人がそれほど辛そうでなければ、無理して解熱剤を使う必要はありません。基本は安静にし、室温や服装を調整して過ごしやすい環境をつくりましょう。
厚着をしすぎないよう注意し、発汗に合わせて衣類や布団を調整します。熱が高くても、手足は冷たいことがあり、無理に冷やし過ぎると逆効果になることもあります。本人が気持ちよいように整えてあげましょう。
気分転換ができるなら、ゆったりとした遊びや絵本の読み聞かせなどもおすすめです。
SECTION 07
発熱時の水分補給と食事の工夫
子どもの発熱時は脱水になりやすいため、こまめな水分補給が大切です。母乳、ミルク、湯冷まし、麦茶、経口補水液(ORS)など、飲みやすいものを少しずつ何度も与えてください。
食事は無理に食べさせる必要はありませんが、食欲があれば消化の良いおかゆ、うどん、ゼリー状飲料なども選択肢です。「食べない=すぐ異常」と考えず、水分摂取ができていれば慌てず様子をみましょう。
嘔吐や下痢が続くときは、脱水のリスクも高まりますので、その場合は早めに小児科へご相談ください。
SECTION 08
市販薬や解熱剤の考え方
市販薬の安易な使用は推奨されていません。子ども用の解熱剤は、体温が高くて眠れない、食欲や水分摂取が難しい、つらそうな時に医師の指示のもとで使用します。
解熱剤は熱を一時的に下げるものであり、感染症自体を治すものではありません。熱が高いだけでなく、ぐったりしている、意識がぼんやりしている場合は、まず受診について検討しましょう。誤った用量や使用は避けてください。
使用前には医師や薬剤師にご相談いただき、お子さまの状態に合わせて安全に対応しましょう。
SECTION 09
ひきつけ(熱性けいれん)への備え方
1歳~5歳前後の子どもは、発熱の際に熱性けいれんを起こすことがあります。突然体が硬くなったり手足がピクピク動いたりする場合には、慌てず安全な場所に寝かせ、衣服をゆるめて観察します。
多くは数分でおさまりますが、けいれんが長引く・発作後に意識が戻らない・繰り返す場合には救急受診が必要です。初めての場合や不安な時は、迷わず小児科や救急に連絡しましょう。
日ごろから、いざという時の相談先を家族で確認しておくことも大切です。
SECTION 10
脱水症状に注意するポイント
発熱時は体温上昇・発汗・呼吸の増加などで脱水になりやすくなり、特に小児は短時間で脱水が進みやすいので注意が必要です。
唇や口の中の乾燥、尿の回数や量の減少、皮膚のハリがないなどが脱水のサインです。水分が取れない、吐く・下痢がひどい、ぐったりして食事もできない場合は早期に医療機関にご相談を。
特に乳幼児や持病のあるお子さまは、普段より慎重な観察と早めの対応が大切です。
SECTION 11
発熱にともなう嘔吐や下痢への対応
冬季は、発熱に加えて嘔吐や下痢をともなう胃腸炎も多く見られます。嘔吐や下痢が何度も続くときは、無理に食事や水分を取らせず、少しずつ時間をおいて補給を試みることが大切です。
短時間で何度も吐く、水分も受け付けない、脱水症状が出ている、ぐったりしている場合は、自己判断せず小児科受診をご検討ください。
下痢だけでも注意が必要な場合があります。血便や黒い便、持続する腹痛があるときも医療機関で相談を。
SECTION 12
お風呂や外出は控えるべき?
発熱中は、子どもがつらそうな場合やぐったりしている場合、無理にお風呂に入れる必要はありません。汗をかいた時は、ぬれタオルで体を拭いてあげる程度でも大丈夫です。
体調が安定して本人が元気なら、短時間の入浴は問題ないことも多いですが、様子をみて判断しましょう。外出については、感染拡大防止の観点からも控えることをおすすめします。
復帰のタイミングやお風呂のタイミングが分からない場合も、小児科で相談してください。
SECTION 13
冬場の感染予防にできること
寒い季節はウイルス感染症が流行しやすいですが、シンプルな対策でも予防効果があります。頻繁な手洗い、マスク、咳エチケット、部屋の換気・加湿が基本となります。
大人より手洗いが不十分になりがちな子どもは、遊びや食事の前後で保護者がお手本を示し、一緒に手洗いをしましょう。外で遊んだ後や人混みから帰った時も同様に注意が大事です。
家族全体で予防意識を持つことで、ウイルスを家庭内に持ち込みにくくなります。
SECTION 14
兄弟や家族への配慮と看病のポイント
発熱した子どもと同居の兄弟や家族がいる場合も、手洗いの徹底、共有物の消毒やこまめな換気を心がけましょう。マスクを着用することで飛沫感染予防の効果も高まります。
看病中は、大人の体調管理も大切です。十分な睡眠と栄養をとり、不調の場合は無理をせず、家族で協力し合って乗り切りましょう。
感染者を責めたり、無理な隔離を強いるのではなく、家庭全体で温かい気持ちでケアを続けることが子どもにとって心の支えになります。
SECTION 15
不安・悪化時は小児科へ相談しましょう
子どもの体調不良は、ご家族にとってとても心配なものです。発熱が続く、様子がおかしい、ぐったりしている、うまく水分を取れない、呼吸が苦しそうなど、少しでも不安な場合は無理に様子を見すぎず、小児科に相談することが大切です。
たかしまこどもクリニックでは、熊本県合志市・光の森・熊本市周辺のお子さまの発熱にも丁寧に対応しています。必要に応じて一般小児科受診や電話相談も活用してください。
夜間や休日などで迷う時も、相談できる医療機関を把握しておくことで、安心して対処することができます。
SECTION 16
受診前にまとめたい「熱の経過」と生活の様子
冬の発熱では、体温の高さだけでなく、いつから続いているか、上がり方や下がり方に特徴があるかを整理しておくと、受診時に伝えやすくなります。家庭で判断が難しいときこそ、経過を短くメモしておくことが助けになります。
たとえば、発熱の始まり、咳や鼻水、のどの痛み、腹痛、嘔吐、下痢の有無、食欲や睡眠の変化を見ておくと、診察の参考になります。寒い季節は複数の症状が重なりやすいため、全体の様子を一緒に伝えることが大切です。
水分をどの程度とれているか、尿の回数が減っていないか、ぐったりしていないかも確認したい点です。迷う場面では無理に様子見を続けず、気になる変化があれば小児科へ相談できるよう準備しておくと安心です。
SECTION 17
感染の広がりを抑えるために意識したい看病の基本
家庭内では、発熱した子どもの世話に気を取られて、つい換気や手洗いが後回しになりがちです。冬は空気が乾燥しやすく、家族内でうつりやすい環境になりやすいため、できる範囲で基本の対策を整えておくことが大切です。
看病する人は手洗いをこまめに行い、使用したタオルや食器を分ける工夫も役立ちます。咳やくしゃみがあるときは、周囲への飛沫を減らす意識を持つことで、兄弟姉妹や保護者への広がりを抑えやすくなります。
ただし、家庭での工夫だけで重症化を防げるとは限りません。発熱が長引く、元気がない、呼吸が苦しそうなどの変化があれば、自己判断で抱え込まず、小児科で確認することが重要です。
SECTION 18
食事が進まないときに見直したい関わり方
熱があるときは、普段どおりの食事を食べられなくても珍しくありません。無理に完食を目指すより、水分を少しずつとり、消化の負担が少ないものを選ぶなど、体調に合わせた対応を意識するとよいでしょう。
食欲が落ちていると、保護者は栄養不足を心配しやすいものです。ですが、短い期間であれば、食べられる量が少ないことよりも、飲めているか、吐き気や下痢が強くないか、機嫌や眠りが極端に悪くないかのほうが大切になります。
一方で、口にしてもすぐ吐いてしまう、飲むたびに嘔吐する、下痢が続いているといった場合は脱水の心配も出てきます。家庭で無理に食べさせ続けず、小児科へ相談して対応の仕方を確認すると安心です。
SECTION 19
高熱よりも気をつけたい「いつもと違う反応」
発熱時は体温の数字に目が行きやすいですが、実際には子どもの反応の変化が大事な手がかりになります。名前を呼んでも反応が鈍い、視線が合いにくい、泣き方が弱いなどは、注意して見ておきたい様子です。
また、元気そうに見えても、呼吸が速い、肩で息をする、唇の色がいつもと違うといった変化があれば、単なる発熱と決めつけないことが大切です。冬場は気道症状を伴う感染症も多く、見た目以上に負担がかかっていることがあります。
夜間や休日で迷うときは、症状を整理して相談先を検討するのも一つの方法です。緊急性の判断がつかないまま不安が続くなら、小児科で様子を確認してもらうほうが落ち着いて対応しやすくなります。
SECTION 20
再診や相談につなげるための伝え方のコツ
受診時には、熱の高さだけでなく、いつから何を飲めたか、眠れているか、排尿の回数、嘔吐や下痢の回数などを簡潔に伝えると診察が進めやすくなります。家庭での対応を時系列で思い出せると、受診の判断材料にもなります。
市販の解熱剤を使ったかどうか、使った後に一時的に楽になったか、逆にぐったりしたかも確認しておくと役立ちます。薬の種類や使い方は家庭ごとに異なるため、自己流に増減させず、心配があれば医師に相談する姿勢が安心です。
子どもの様子は時間帯によって変わるため、「朝は飲めたが夜は飲めない」といった細かな変化も重要です。判断に迷うときほど、症状をまとめて小児科へ伝えることで、必要な見立てや今後の観察のポイントがわかりやすくなります。
SECTION 21
発熱だけでなく「一緒に出る症状」を見て整理する
冬の発熱は、熱の高さだけで重さを決めにくいことがあります。咳、鼻水、のどの痛み、腹痛、吐き気、下痢などが同時にあるかを見ておくと、受診時に状態を伝えやすくなります。
とくに食欲や水分のとれ方、眠り方、機嫌の変化は、家庭で気づきやすい大切な手がかりです。いつもよりぐったりしている、遊びたがらないなどの変化があれば、早めに小児科へ相談してください。
また、兄弟や家族に同じような症状が広がっていないかも参考になります。家庭内で似た症状が続くときは、単なる発熱と決めつけず、感染症の広がりを意識して様子を見ることが大切です。
SECTION 22
熱が出た日の過ごし方で見落としたくない変化
発熱した日は、元気そうに見えても急に様子が変わることがあります。朝は比較的動けていたのに、午後から眠り続ける、呼びかけへの反応が鈍いといった変化は、注意して見ておきたいポイントです。
呼吸が苦しそう、顔色が悪い、唇が乾いている、尿の回数が少ないなども、体調変化のサインになりえます。家庭で原因を決めつけるより、いつもと違う点を具体的に把握することが受診の助けになります。
写真やメモで記録しておくと、診察時に経過を伝えやすくなります。症状が強まる、あるいは不安が増すときは、休日や夜間を含めて相談先を確認し、小児科に連絡してください。
SECTION 23
受診前にそろえておくと役立つ情報
受診の際は、いつから熱が出たかだけでなく、最高体温、測った時間、使った体温計の種類も伝えられると整理しやすくなります。解熱剤を使った場合は、使った時刻とその後の様子も重要です。
食事量や水分量、尿や便の回数、嘔吐の有無も、判断材料になります。受診直前に無理に食べさせる必要はありませんが、飲めた量や嫌がった様子をメモしておくと、診察で説明しやすくなります。
保護者が「何を一番心配しているか」を一言でまとめるのも有効です。たとえば、脱水が心配、咳が強くて眠れない、熱が下がっても元気がないなど、気になる点を整理して伝えると相談がスムーズです。
SECTION 24
冬の感染対策は「家庭内でうつし合わない工夫」も大切
発熱のある子どもがいるときは、家族みんなで同じタオルや食器を使わない、こまめに手を洗うなど、基本的な対策が役立ちます。看病する人をできるだけ決めておくと、接触の広がりを抑えやすくなります。
室内は乾燥しやすいため、換気と湿度の調整も意識したいところです。ただし、寒さを避けようと部屋を閉めきりすぎると、空気がこもってしまいます。子どもの負担にならない範囲で、少しずつ環境を整えましょう。
登園や登校の再開は、熱が下がったかどうかだけでなく、食事や睡眠、元気さの回復も含めて考える必要があります。迷う場合は、園や学校の基準を確認しつつ、小児科で相談すると安心です。
SECTION 25
「様子見でよいのか迷う」ときに考えたい受診のタイミング
冬の発熱は一時的に下がることがあっても、翌日に再び上がることがあります。熱が上下しても、本人の表情や呼吸、食事と水分のとれ方が悪くなっていれば、受診を考えるきっかけになります。
受診を急ぐか迷う場面では、熱の高さよりも全身状態を優先して見ます。ぐったりして会話がかみ合わない、泣き方が弱い、遊ぶ力がないなどは、保護者の直感も含めて大切なサインです。
たかしまこどもクリニックのある熊本県合志市、光の森、熊本市近郊、熊本市周辺で小児科を探している場合も、心配が続くときは早めの相談が安心につながります。予防接種や乳幼児健診の機会を含め、気になる体調の変化はためらわず伝えてください。
FAQ
よくある質問
Q子どもの発熱時に家庭でできることは何ですか?
安静と十分な水分補給が大切です。厚着や寒さの調整もポイントですが、状態や症状が普段と違う、不安がある場合は小児科へご相談ください。
Q発熱以外の症状が見られたときはどうすれば良いですか?
嘔吐や下痢、呼吸が苦しそうなど、発熱以外に気になる症状がある時には早めに小児科に相談するようにしましょう。
Q氷枕や冷えピタは使ってもいいですか?
氷枕や冷えピタは、本人が気持ちよければ補助的に使用して構いません。嫌がる場合は無理に使用せず様子を見てください。
たかしまこどもクリニック
熊本県合志市・光の森エリアのお子さまの発熱・体調不良はご相談ください
発熱や感染症でお悩みの際は、お子さまの様子をみてお気軽にご相談ください。困った時の小児科窓口として地域のご家族をサポートしています。ご来院、またはお電話(096-248-5800)でも随時ご対応可能です。






